最近はPCの画面から目を離さない医者もいるけれど、医者は患者の顔色を見てその症状を推測すると聞いたことがある。だから女性など病院に行くときはなるべくメイクをしていかない方が良い、とも。しかし患者の顔色からは、思いのほか体調の良し悪しはわからないことが明らかになった。

「患者の顔を一目見れば病弱であるかどうかがわかる」と豪語する医者がいるが、専門家であればこうした印象は正確ではないことを承知しておくべき、と話すのは加トロント大学Shail Rawal博士である。同博士はトロントにあるセント・マイケルズ・ホスピタルのプライマリーケア、または一般内科を訪れた患者の顔写真を使用し実験を行った。一般内科の医師及び研修医に患者の顔写真を見てもらい、慢性疾患を抱えている人かどうか判断してもらった。

その結果、医者がその顔色や表情を見ただけで慢性疾患患者であると見破れる確率は45.5%。更に“慢性疾患患者だと思われる”と、多数の医師の見解が一致した患者数は、126人中わずか12人に過ぎず、専門家の間でも意見が一致することは稀であると判明した。以前は実年齢より老けている人は病気がちとされていたらしいが、そうとも言えないことも明らかに。だからと言って、医師が患者に顔を向けなくても良いというわけではないと思うのだが…。
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