デンマーク、オーフス大学のLene Aaroe助教授がおこなった同調査では、被験者にスプライトまたは無糖のスプライト・ゼロを与え、その後4時間断食をしてもらった。すると、スプライト・ゼロを飲んだ被験者は、スプライトを飲んで血糖値が上がっている(空腹感が少ない)被験者よりも、恵まれない人たちのことを考えて福祉制度をサポートする確率が10%高いという結果に。人の生理状態が、政治問題などに関する判断を少なからず左右することが明らかになった。
またもう1つの実験では、被験者にお金を渡し、自分で使うかそれとも他の被験者とシェアするかを選んでもらった。その後、他人を助けることの重要さについて質問したところ、「助け合いは重要」と答える割合いはお腹を空かせた被験者の方が断然多かったのだが、実際にお金をシェアした人の数は空腹でも満腹でも変わらなかったそう。つまり、空腹状態だと寛大な気持ちにはなるが、資源(この場合はお金)を共有しようという行動には反映されないことがわかった。
Aaroe助教授らいわく、これは、太古の昔の狩猟採集社会から根付いているヒトの習性の1つで、「大昔から、ヒトにとっての最も重要な問題は食糧を確保することだった。集団で生活し社会情勢を管理する能力に長けているヒトは、狩りに失敗したときの代替案も常に考えてあり、それが、周りの裕福な人から分けてもらうという行為だったのだ」とか。つまり、福祉制度への支持は一見優しさのように思えるが、実はその裏には自らも資源を得たいという考えがあり、一旦資源を手に入れてしまえば、それを他人と共有するのはイヤ…というのが人間の心理のようだ。

またもう1つの実験では、被験者にお金を渡し、自分で使うかそれとも他の被験者とシェアするかを選んでもらった。その後、他人を助けることの重要さについて質問したところ、「助け合いは重要」と答える割合いはお腹を空かせた被験者の方が断然多かったのだが、実際にお金をシェアした人の数は空腹でも満腹でも変わらなかったそう。つまり、空腹状態だと寛大な気持ちにはなるが、資源(この場合はお金)を共有しようという行動には反映されないことがわかった。
Aaroe助教授らいわく、これは、太古の昔の狩猟採集社会から根付いているヒトの習性の1つで、「大昔から、ヒトにとっての最も重要な問題は食糧を確保することだった。集団で生活し社会情勢を管理する能力に長けているヒトは、狩りに失敗したときの代替案も常に考えてあり、それが、周りの裕福な人から分けてもらうという行為だったのだ」とか。つまり、福祉制度への支持は一見優しさのように思えるが、実はその裏には自らも資源を得たいという考えがあり、一旦資源を手に入れてしまえば、それを他人と共有するのはイヤ…というのが人間の心理のようだ。
