ブルーベリーの健康効果についてはイロリオでも何度かお伝えしてきたが、米メイン大学臨床栄養学士、Klimis-Zacas教授によると、ブルーベリーに豊富に含まれるポリフェノールを8週間以上摂取すると、メタボリック・シンドロームの改善、予防につながることが新たにわかったという。
メタボリック・シンドロームは肥満、高血圧、炎症、脂質異常、耐糖能異常、インスリン耐性、内皮機能不全などの危険因子を併せ持った症状のことで、日本でもその対策・予防が叫ばれているのはご承知のとおりだ。食べ物に含まれる特定の物質が、メタボの改善・予防につながるとし、薬や医学の介入が不要なメタボ対策として、専門家の間でも注目されている。
今回白羽の矢が立ったのがブルーベリーで、ポリフェノールが豊富なブルーベリーには心臓血管調整効果があることは、血管異常と高血圧のラットを使った実験で既に明らかになっている。今回新たに肥満ズッカーラットを使用した実験で、ブルーベリーの更なる健康効果が判明したという。同教授いわく、内皮機能不全はメタボの症状の1つで、ラットの血管壁は機能不全に陥っており、血管緊張低下にも血管収縮にも反応できず、そのため血流や血圧にも問題が生じていた。
ところが問題のラットにブルーベリーを与えたところ、8週間経つと血管壁は血管収縮や緊張低下に合わせ、バランスよく機能するようになり、メタボラットの血流、血圧も改善したという。「私たちは既に野生のブルーベリーが慢性炎症を鎮め、脂質状態や遺伝子発現を改善するのは実証済みで、今回新たにブルーベリーの効能がまた1つ明らかになった」と同教授。ラット実験とは言え体の機能は人間に似ているとも。ちなみにポリフェノールは加熱により変化するので、ブルーベリーはできれば生で食べるのが望ましい。


メタボリック・シンドロームは肥満、高血圧、炎症、脂質異常、耐糖能異常、インスリン耐性、内皮機能不全などの危険因子を併せ持った症状のことで、日本でもその対策・予防が叫ばれているのはご承知のとおりだ。食べ物に含まれる特定の物質が、メタボの改善・予防につながるとし、薬や医学の介入が不要なメタボ対策として、専門家の間でも注目されている。
今回白羽の矢が立ったのがブルーベリーで、ポリフェノールが豊富なブルーベリーには心臓血管調整効果があることは、血管異常と高血圧のラットを使った実験で既に明らかになっている。今回新たに肥満ズッカーラットを使用した実験で、ブルーベリーの更なる健康効果が判明したという。同教授いわく、内皮機能不全はメタボの症状の1つで、ラットの血管壁は機能不全に陥っており、血管緊張低下にも血管収縮にも反応できず、そのため血流や血圧にも問題が生じていた。
ところが問題のラットにブルーベリーを与えたところ、8週間経つと血管壁は血管収縮や緊張低下に合わせ、バランスよく機能するようになり、メタボラットの血流、血圧も改善したという。「私たちは既に野生のブルーベリーが慢性炎症を鎮め、脂質状態や遺伝子発現を改善するのは実証済みで、今回新たにブルーベリーの効能がまた1つ明らかになった」と同教授。ラット実験とは言え体の機能は人間に似ているとも。ちなみにポリフェノールは加熱により変化するので、ブルーベリーはできれば生で食べるのが望ましい。

