秋も一段と深まり、寒くなると気になるのが風邪の流行。マスクをした人も増えたし、インフルエンザで学級閉鎖…なんて声も聞こえ始めた。風邪ひとつ引かないと豪語する羨ましい人がいる一方で、誰よりも先に菌をキャッチし年がら年中風邪引いてる⁈と思える人もいる。そんな風邪を引きやすい人の中には、経済的に厳しい子ども時代を過ごした人が含まれることが、米カーネギーメロン大学の調べで明らかになった。
これは幼少時から思春期にかけ社会経済的に厳しい状況にあることと、染色体末端部位(テロメア)の長さには関係があると判明したため。テロメアの長さは加齢とともに短くなり、余命や健康状態を知る手掛かりとなる上、風邪を引きやすいかどうかもわかるという。Sheldon Cohen氏、 Robert E. Doherty教授らが行った調査で、10代の頃を社会経済的に厳しい家庭で過ごした人は、このテロメアが短いことがわかった。テロメアが短いとがんや心臓病になる可能性も考えられるため、病気の早期発見につながるとして研究が進んでいる。一方若い時期から中年期にかけて急性感染症にかかりやすい人も、同じようにテロメアが短く、一般的な風邪にもかかりやすいとわかった。
調査の対象は18歳~55歳の健康な人152人。被験者にはまず現在家を持っているか、また1歳~18歳の頃親が家を持っていたかを尋ねた。続いて一般的な風邪を引き起こすライノウイルスに触れてもらい、5日間隔離し上気道感染を発症するかどうか調べた。その結果、親が家を所有していた時期が短い人ほど(すなわち経済的に厳しい家庭と判断)、テロメアが短くなり、親の持ち家年数が1年減る度にテロメアの長さも5%ずつ短くなっていた。また子どもが18歳になるまでの間、親が家を所有していない年数が1年増える毎に、風邪を引くリスクも9%アップしたとも。日本の場合、持ち家だけでその家の経済状況を判断するのは少々早計な気がするが、「温室育ちこそ虚弱体質」というのも単なるイメージだったようだ。

これは幼少時から思春期にかけ社会経済的に厳しい状況にあることと、染色体末端部位(テロメア)の長さには関係があると判明したため。テロメアの長さは加齢とともに短くなり、余命や健康状態を知る手掛かりとなる上、風邪を引きやすいかどうかもわかるという。Sheldon Cohen氏、 Robert E. Doherty教授らが行った調査で、10代の頃を社会経済的に厳しい家庭で過ごした人は、このテロメアが短いことがわかった。テロメアが短いとがんや心臓病になる可能性も考えられるため、病気の早期発見につながるとして研究が進んでいる。一方若い時期から中年期にかけて急性感染症にかかりやすい人も、同じようにテロメアが短く、一般的な風邪にもかかりやすいとわかった。
調査の対象は18歳~55歳の健康な人152人。被験者にはまず現在家を持っているか、また1歳~18歳の頃親が家を持っていたかを尋ねた。続いて一般的な風邪を引き起こすライノウイルスに触れてもらい、5日間隔離し上気道感染を発症するかどうか調べた。その結果、親が家を所有していた時期が短い人ほど(すなわち経済的に厳しい家庭と判断)、テロメアが短くなり、親の持ち家年数が1年減る度にテロメアの長さも5%ずつ短くなっていた。また子どもが18歳になるまでの間、親が家を所有していない年数が1年増える毎に、風邪を引くリスクも9%アップしたとも。日本の場合、持ち家だけでその家の経済状況を判断するのは少々早計な気がするが、「温室育ちこそ虚弱体質」というのも単なるイメージだったようだ。
