ネット上で話題の予言者
「2~3か月以内に日本に大きな災害が起きる」とする予言者の言葉が、ネット上で話題になっている。世界的な経済誌「フォーブス」にも、予言者として取り上げられたというロン・バード氏には、さまざまな謎が隠されていた。
ロン・バート
Twitterで「心の準備」を呼びかけ
ロン・バード氏が「日本に災害が起きる」とする予言をTweetしたのは、7月14日。重要な内容なので、翻訳者に依頼して日本語でTweetしたというのが、下記の内容だ。
日本の皆さん、改めて、こんにちは。今日は、いくつか重要なメッセージを日本語でお伝えします。(翻訳責任:藤本庸子)
昨晩、私は日本の将来について見えました。その見えたことをお知らせします。
今後、2~3か月くらいに、日本で自然災害が起こります。(Twitterより抜粋)
バード氏はさらに、自身が東日本大震災を予言したとする「実績」を紹介したうえで、「心の準備、物質の準備などをしておくことが大切」とアドバイス。読んだ人に対してTweetをフォローし、広めるよう依頼している。
ロン・バードは「東京の占い師」?
このロン・バード氏については、いくつかの疑問点が存在する。同氏が「フォーブス」で取り上げられたのは2002年4月1日付けで東京発として書かれた記事。
ニューヨークのホームレスだった男が、いかにして日本で稼ぐ億万長者の占い師になったか、という内容だ。記事によると、バード氏の顧客の大半は金融界で働く人たちだという。
写真や名刺などの個人的なアイテムを受け取り、ダウジング針を使って将来を予測するのだとか。母親も有名な占い師で、ソニーの創業者である盛田昭夫氏も顧客の一人と紹介されている。
あくまで日本で有名な占い師、という紹介だが、日本で紹介される際の肩書きは、これとは逆のものになる。2011年3月22日付けで「WEEKLY WORLD NEWS」日本版に掲載された記事では「世界最強の超能力者」「ニューヨーカーたちの度肝を抜いた」などと紹介されている。
「フォーブス」で同氏の宣伝に近い記事を書いたベンジャミン・フォードも、トンデモ説を唱える人物として知られる。
東日本大震災直後の2011年5月に来日し、築地社会教育会館で「特別チャリティ講演」を開いているが、内容は「地震は海底に仕掛けられた原子爆弾と電磁兵器HAARPの相乗攻撃で引き起こされた可能性が高い」というもの。
同氏によると、福島第一原発事故による汚染も、原子力爆弾による汚染を隠すために流された偽情報だという。聴講費として3000円をとり、集まったお金はフォード氏のジャーナリスト活動の資金に「チャリティ」された。
「ボラれた」「だまされた」の声も
バード氏は占いで1時間あたり5000ドルとり、バスオイルなどの「スピリチュアルな商品」の販売で年間100万ドル(約9500万円)以上を稼ぐという。
同氏の活動については、「Ripoff Report」というサイトでも、「予言者ロン・バードは完全に偽物だ」というコーナーが設けられている。
今回の予言についてネット上では、災害が起きるとされる2~3か月後が日本ではちょうど台風シーズンに当たるため、それを意図して「予言」したものと考える意見が多い。
最近見たDVDの『レッドライト』を思い出しました。
本当の預言者は、いるのだろうか?
※解説/あらすじ - レッド・ライト
伝説の超能力者とそのイカサマを科学の力で見破ろうとする物理学者の対決をロバート・デ・ニーロとキリアン・マーフィの共演で描くサスペンス・スリラー。監督は「[リミット]」のロドリゴ・コルテス。科学者のマーガレットとトムは、あらゆる超常現象を科学的に解き明かし、超能力や霊能力を自称するペテン師たちの正体を暴いてきた。そんなある日、伝説の超能力者サイモン・シルバーが30年の沈黙を破り、復活を遂げる。トムはさっそくシルバーを調査すべきと主張するが、マーガレットは“彼は危険すぎる”とトムに自制を求める。実は、彼女は若い頃にテレビ番組でシルバーと対決し完敗した苦い過去があったのだ。そんなマーガレットの忠告を無視して単独でシルバーへと近づいていくトムだったが…。


「2~3か月以内に日本に大きな災害が起きる」とする予言者の言葉が、ネット上で話題になっている。世界的な経済誌「フォーブス」にも、予言者として取り上げられたというロン・バード氏には、さまざまな謎が隠されていた。
ロン・バート
Twitterで「心の準備」を呼びかけ
ロン・バード氏が「日本に災害が起きる」とする予言をTweetしたのは、7月14日。重要な内容なので、翻訳者に依頼して日本語でTweetしたというのが、下記の内容だ。
日本の皆さん、改めて、こんにちは。今日は、いくつか重要なメッセージを日本語でお伝えします。(翻訳責任:藤本庸子)
昨晩、私は日本の将来について見えました。その見えたことをお知らせします。
今後、2~3か月くらいに、日本で自然災害が起こります。(Twitterより抜粋)
バード氏はさらに、自身が東日本大震災を予言したとする「実績」を紹介したうえで、「心の準備、物質の準備などをしておくことが大切」とアドバイス。読んだ人に対してTweetをフォローし、広めるよう依頼している。
ロン・バードは「東京の占い師」?
このロン・バード氏については、いくつかの疑問点が存在する。同氏が「フォーブス」で取り上げられたのは2002年4月1日付けで東京発として書かれた記事。
ニューヨークのホームレスだった男が、いかにして日本で稼ぐ億万長者の占い師になったか、という内容だ。記事によると、バード氏の顧客の大半は金融界で働く人たちだという。
写真や名刺などの個人的なアイテムを受け取り、ダウジング針を使って将来を予測するのだとか。母親も有名な占い師で、ソニーの創業者である盛田昭夫氏も顧客の一人と紹介されている。
あくまで日本で有名な占い師、という紹介だが、日本で紹介される際の肩書きは、これとは逆のものになる。2011年3月22日付けで「WEEKLY WORLD NEWS」日本版に掲載された記事では「世界最強の超能力者」「ニューヨーカーたちの度肝を抜いた」などと紹介されている。
「フォーブス」で同氏の宣伝に近い記事を書いたベンジャミン・フォードも、トンデモ説を唱える人物として知られる。
東日本大震災直後の2011年5月に来日し、築地社会教育会館で「特別チャリティ講演」を開いているが、内容は「地震は海底に仕掛けられた原子爆弾と電磁兵器HAARPの相乗攻撃で引き起こされた可能性が高い」というもの。
同氏によると、福島第一原発事故による汚染も、原子力爆弾による汚染を隠すために流された偽情報だという。聴講費として3000円をとり、集まったお金はフォード氏のジャーナリスト活動の資金に「チャリティ」された。
「ボラれた」「だまされた」の声も
バード氏は占いで1時間あたり5000ドルとり、バスオイルなどの「スピリチュアルな商品」の販売で年間100万ドル(約9500万円)以上を稼ぐという。
同氏の活動については、「Ripoff Report」というサイトでも、「予言者ロン・バードは完全に偽物だ」というコーナーが設けられている。
今回の予言についてネット上では、災害が起きるとされる2~3か月後が日本ではちょうど台風シーズンに当たるため、それを意図して「予言」したものと考える意見が多い。
最近見たDVDの『レッドライト』を思い出しました。
本当の預言者は、いるのだろうか?
※解説/あらすじ - レッド・ライト
伝説の超能力者とそのイカサマを科学の力で見破ろうとする物理学者の対決をロバート・デ・ニーロとキリアン・マーフィの共演で描くサスペンス・スリラー。監督は「[リミット]」のロドリゴ・コルテス。科学者のマーガレットとトムは、あらゆる超常現象を科学的に解き明かし、超能力や霊能力を自称するペテン師たちの正体を暴いてきた。そんなある日、伝説の超能力者サイモン・シルバーが30年の沈黙を破り、復活を遂げる。トムはさっそくシルバーを調査すべきと主張するが、マーガレットは“彼は危険すぎる”とトムに自制を求める。実は、彼女は若い頃にテレビ番組でシルバーと対決し完敗した苦い過去があったのだ。そんなマーガレットの忠告を無視して単独でシルバーへと近づいていくトムだったが…。

