クリスチャンはナンバーワンDJ
昨年末、ジョークにより看護師を自殺に追いやったとされる豪のラジオ番組DJが、経営する会社から「ナンバーワンDJ」として表彰された。同国通信相が批判するなど、大きな騒動となっている。

キャサリン妃の容態を聞き出すために
シドニーのラジオ局でDJをつとめるマイケル・クリスチャンは昨年12月、女性パーソナリティーのメル・グレイグと共謀して英チャールズ皇太子と英国女王のふりをして英国の病院に電話し、入院していたキャサリン妃の容態を看護師から聞き出した。

ウイリアム王子妻のキャサリン妃は重いつわりのため入院していた。だまされて患者の情報を漏らしてしまった看護師、ジャシンサ・サルダナさんは3日後、アパートの自室で首を吊って死んでいるのを発見された。インド出身のサルダナさんには2人の子どもがいた。

自室には遺書が残されており、自殺の原因はサルダナさんをだましたDJ2人にある、と明言していた。

「トップになるのは快感」
問題の事件はクリスチャンDJが勤務について1週間で発生した。今回の受賞について、同DJは「自身の価値を証明する必要がある、と感じたスタートから数ヶ月を経て、トップに名前が挙がるのは快感」とコメント。

賞を贈った会社のコメンテーターも「永遠に彼を責めるべきではない」と語るなど、自殺を招いたジョークを重要視していない様子がうかがえる。

スティーブン・コンロイ豪通信相はクリスチャンDJを表彰することについて、「悪趣味」と不快感を示した。

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