エナジードリンクとして世界No.1の
シェアを誇る「レッドブル」。

カフェインが含まれているため、
眠気覚ましや集中力を高めるために
愛用している人も多いようです。

うまく使えば強力な武器ですが、
過ぎたるは及ばざるが如しという言葉もあるので…




飲み過ぎると、死ぬ?

レッドブルの過剰摂取が原因とみられる
死亡事故が、実際に起きています。

アメリカでは40代の心臓に病気をもつ男性が
4本のレッドブルを飲み、心臓発作で亡くなっています。

この男性は毎日4本、レッドブルを飲んでいました。



また、同じエナジードリンクの「モンスターエナジー」
でも死亡事故が起きており、

アメリカで14歳の少女が、24時間に
モンスターエナジー2本(1缶700ml)を摂取し
亡くなっています。



これら2つの事故は両方とも
カフェインの過剰摂取が原因と見られています。

カフェインは摂り過ぎると急性中毒を引き起こす場合があり
wikipediaによると、

一般的な成人で1時間以内に 6.5 mg/kg 以上のカフェインを摂取した場合は約半数が、3時間以内に 17 mg/kg 以上のカフェインを摂取した場合は 100 % の確率で急性症状を発症する。

とされています。

これは、1時間以内に体重50キロの成人が
325mg以上のカフェインを摂るとヤバい、という意味です。



また、各種ドリンクのカフェイン含有量は

レッドブル(250ml缶)1本 80mg
コーヒー1杯 40~180mg
お茶1杯 50~80mg
コーラ系1缶 30~50mg
栄養ドリンク系1瓶 30~80mg
エナジードリンク(700ml缶)240mg

となっています。



つまり、体重が50キロならば、1時間に4本以上のレッドブルを
飲むと、急性中毒になる危険性が高いということですね。

また、心臓が弱かったり、未成年だったり、痩せていたりする場合は
上記より少量のカフェインでも危険になるリスクが高まります。

もし体重が40キロならば、
エナジードリンク700mlを1本飲むだけで、
50%近い確率でカフェインの急性中毒を発症する
危険があるということになります。



もちろん、上記の事件が一概に
エナジードリンクだけが原因と
言い切ることはできません。

しかしどのみち、飲み過ぎや一気に数本を飲むのは、
危険なのでやめた方がいいみたいですね。



眠気への効果や持続時間は?

と、ここまでレッドブルをはじめとした
エナジードリンクの危険性について書いてきましたが
うまく使えば眠気の解消やエネルギー補給につながります。



眠気・覚醒

これは前述したカフェインの作用によるものです。

カフェインの効果は諸説ありますが、
一般的には摂取後30分から効果が出始め、
3~4時間は持続すると言われています。



エネルギー補給

これは、スクロースとグルコース、
そしてビタミンB群による作用です。

レッドブルにはオレンジジュースやリンゴジュースと
同程度の糖分が含まれており、このふたつは筋肉中の
グルコーゲンの消費を抑えることができるため、
持続力が高まるとされています。

また、ビタミンB群もエネルギー代謝に関して
効果があると言われています。



その他

レッドブルに含まれているアルギニンは
成長ホルモンの分泌を促すアミノ酸の一種で、
育毛や精力増強、疲労回復などに効果が
あるようです。



上記すべてについてですが、
どれも過剰摂取は逆効果になることが多いので
レッドブルも適切な量を飲むようにしましょう。


$ビッグパンダの日記

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