印鑑不要と千葉市長
印鑑証明など、印鑑を中心とする本人確認は不合理、不便が大きいため改革したい、とする熊谷俊仁千葉市長に対し、印鑑職人が「仕事がなくなる」と噛みついた。Twitter上で公開されているこのまったくかみ合わない議論が、注目を浴びている。
ハンコ文化は前時代的
発端は、28日に熊谷市長が発した役所文化の象徴である「ハンコ」に対する考え。ハンコで個人を証明する慣習は、オンライン化への障壁になっているなど、前時代的な本人確認手段と断じた。
またこういった不合理な手段が見直せない行政に合理化など期待できない、として条例改正により見直す考えを示した。
千葉市では出勤簿、出張命令簿なども紙にハンコだったのを順次イントラ化、サイン化していく予定だという。
印鑑職人を一蹴
これに対して噛みついたのが印鑑デザイナーの城山謙一氏。「千葉市の印章店が全滅する」「行政の都合で自分が無職になるとしたら……」など、制度改革による業界の受ける不利益を考慮すべき、と熊谷市長を批判した。
ただ、個人の利益と公の利益を対決させても、議論にはならない。
職業に誇りを持たれていることに敬意を表します。貴方も含め私たちが技術革新や社会の変化で享受している利便性の裏には廃業を余儀なくされた方が多くいることは事実です(熊谷市長Tweetより抜粋)


印鑑証明など、印鑑を中心とする本人確認は不合理、不便が大きいため改革したい、とする熊谷俊仁千葉市長に対し、印鑑職人が「仕事がなくなる」と噛みついた。Twitter上で公開されているこのまったくかみ合わない議論が、注目を浴びている。
ハンコ文化は前時代的
発端は、28日に熊谷市長が発した役所文化の象徴である「ハンコ」に対する考え。ハンコで個人を証明する慣習は、オンライン化への障壁になっているなど、前時代的な本人確認手段と断じた。
またこういった不合理な手段が見直せない行政に合理化など期待できない、として条例改正により見直す考えを示した。
千葉市では出勤簿、出張命令簿なども紙にハンコだったのを順次イントラ化、サイン化していく予定だという。
印鑑職人を一蹴
これに対して噛みついたのが印鑑デザイナーの城山謙一氏。「千葉市の印章店が全滅する」「行政の都合で自分が無職になるとしたら……」など、制度改革による業界の受ける不利益を考慮すべき、と熊谷市長を批判した。
ただ、個人の利益と公の利益を対決させても、議論にはならない。
職業に誇りを持たれていることに敬意を表します。貴方も含め私たちが技術革新や社会の変化で享受している利便性の裏には廃業を余儀なくされた方が多くいることは事実です(熊谷市長Tweetより抜粋)

