4.1%は大嘘と中国ニュースサイト
中国政府の発表する公式データでは、同国内の失業率は長く4.1%に固定されている。実際には2億人の失業者がおり、失業率は20%を軽く上回るのではと16日、中国のニュースサイトが報じた。

大学生の就職率2割台
失業率について記事を掲載したのは、中国のニュースサイト「網易」。中国では6月が大学生の卒業シーズンとなっており、直前の現在、大学新卒生の就職率が心配されている。

北京の大学新卒生では、今期の就職率はわずか28.24%にとどまっており、経済状況がまだましな上海でも45%に届かないという。

ただ大学新卒生は、2012年でも680万人と、中国では小さなカテゴリーであるため、それほど一般の心配を集めていない。失業率が最も心配されているのは、農村部から都市部に流入する「流動人口」だという。

都市部に戸籍を持たないこの流動人口が2011年には2億3000万人にのぼり、全人口の17%に達している。工員など、経済状況の影響を最も受けやすい職種が多く、2009年にはリーマンショックによる世界同時不況で輸出産業がダメージを受けたことから、大量の帰郷者や失業者が発生した。

2010年には温家宝元首相が「米国は200万人の失業者で騒ぐが、中国の失業者は2億人」とコメントしている。

欧米金融機関も減速を予想
こういった中国の減速傾向を欧米の金融機関も敏感に感じ取っている。米金融大手のJPモルガン・チュースは、中国のGDP成長率について、今年2度目の予想修正を行い、7.8%としていた予想値を7.6%に引き下げた。

英スタンダード・チャーター土銀行も同じく8.3%から7.7%へと予想を引き下げており、国内外ともに、中国経済について陰りを認識していることがうかがえる。


ビッグパンダの日記