オランダの民間団体が進める火星移住計画「マーズ・ワン」が単なる詐欺だった可能性が浮上している。同計画には、1万人を超える中国人が応募している。19日付で環球網が伝えた。
火星に片道切符で向かうという「マーズ・ワン」プロジェクトには、世界120か国・地域から7万8000人以上の応募が殺到。そのうち中国人は約8分の1にあたる1万241人で、国別では米国に次いで2位という人気ぶりだ。

ところが、記事によると、同計画を進める団体の責任者が先週、「プロジェクトの難度は我々の想像を超えていた。2023年の実施は無理だろう」と語り、尻込みし始めている。

記事によると、このオランダの団体は2011年6月23日に設立されたが、世界中のメディアが「最高経営責任者(CEO)」と紹介するランスドープ氏のほかに従業員は1人だけ。しかも、会社の住所もランスドープ氏の自宅だった。

環球網の記者が登記されている会社の住所に行ってみると、そこは一軒の民家で、がらんとした空間にランスドープ氏と従業員が座っていた。同計画への応募には中国人の場合は1人あたり11ドルかかることから、記事は「応募料金目当ての詐欺なのでは」と警告している。


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