「嘘の情報で損失」と提訴
飲食店の情報を掲載しているサイト「食べログ」で「おいしくない」など嘘を書かれたため、直後に客が激減した、として札幌の飲食店経営者が食べログの運営会社を訴えた。経営者側は損害賠償220万円と店の情報削除を求めている。
口コミ直後から客数激減
訴えを起こしたのは、北海道北広島市で飲食店を経営する男性。訴状によると、男性は昨年2月ごろ、「食べログ」に店の情報を登録。昨年8月と今年3月に、「おいしくない」「料理が出てくるのが遅い」などの口コミが寄せられた。
食べログは店のメニューや住所、営業時間などの情報の他、利用者による口コミも掲載されており、アクセスは月間4000万件にものぼる。
問題の店では、否定的な情報を載せられた直後から来客数が激減したという。男性は「食べログ」を運営する「カカクコム(東京)」に対し、数回にわたって店舗情報の削除を求めたが、カカクコム側は「書き込みに違法性がない」として削除を拒否。
経営者の男性は、損害賠償220万円と情報の削除を求めて8日、札幌地裁に提訴した。
「おいしくない」は確認可能?
この件はネット上でも注目されており、さまざまな意見が寄せられている。否定的な意見が掲載できないのであれば、そもそも口コミの存在意義がない、とする意見も多い。
また、口コミには「やらせ」で投稿されるものも多く、消費者庁が調査に乗り出したこともあるため、そもそも「食べログ」などを信用するものではない、とするコメントも見られる。
食べログでは、そもそも投稿に関して厳しいガイドラインを設けており、「内容の確認が困難かつお店へ悪影響を及ぼす事象についての投稿はご遠慮ください」などの規約がある。規約に違反した投稿は運営側の判断で削除される。
「おいしくない」「遅い」などの評価は主観であり、確認は困難だ。食べログそのものの信頼性について、評価する必要がありそうだ。


飲食店の情報を掲載しているサイト「食べログ」で「おいしくない」など嘘を書かれたため、直後に客が激減した、として札幌の飲食店経営者が食べログの運営会社を訴えた。経営者側は損害賠償220万円と店の情報削除を求めている。
口コミ直後から客数激減
訴えを起こしたのは、北海道北広島市で飲食店を経営する男性。訴状によると、男性は昨年2月ごろ、「食べログ」に店の情報を登録。昨年8月と今年3月に、「おいしくない」「料理が出てくるのが遅い」などの口コミが寄せられた。
食べログは店のメニューや住所、営業時間などの情報の他、利用者による口コミも掲載されており、アクセスは月間4000万件にものぼる。
問題の店では、否定的な情報を載せられた直後から来客数が激減したという。男性は「食べログ」を運営する「カカクコム(東京)」に対し、数回にわたって店舗情報の削除を求めたが、カカクコム側は「書き込みに違法性がない」として削除を拒否。
経営者の男性は、損害賠償220万円と情報の削除を求めて8日、札幌地裁に提訴した。
「おいしくない」は確認可能?
この件はネット上でも注目されており、さまざまな意見が寄せられている。否定的な意見が掲載できないのであれば、そもそも口コミの存在意義がない、とする意見も多い。
また、口コミには「やらせ」で投稿されるものも多く、消費者庁が調査に乗り出したこともあるため、そもそも「食べログ」などを信用するものではない、とするコメントも見られる。
食べログでは、そもそも投稿に関して厳しいガイドラインを設けており、「内容の確認が困難かつお店へ悪影響を及ぼす事象についての投稿はご遠慮ください」などの規約がある。規約に違反した投稿は運営側の判断で削除される。
「おいしくない」「遅い」などの評価は主観であり、確認は困難だ。食べログそのものの信頼性について、評価する必要がありそうだ。

