大気汚染で北京を脱出する外国人従業員が続出、深刻な問題に

大気汚染で北京を脱出する外国人が続出、企業側は「危険手当」を支給して「帰らないで！」―中国報道

大気汚染が深刻な中国の首都・北京では、早々に中国勤務を切り上げて帰国の途に就く外国人が続出。

企業側は苦肉の策として「危険手当」を支給し、人材確保に懸命になっている。８日付で第一財経日報が伝えた。



中国米国商会の孟克文会長によると、一部の企業では中国駐在の従業員に対し、「危険手当」の支給が始まっている。

中国欧盟商会は「汚染問題により中国の外資系企業は深刻な問題に直面している。外国人従業員が続々と帰国しているほか、誰も北京に来たがらない」と指摘する。

また、男性従業員が破格の待遇につられて北京勤務を承諾しても、妻が子連れで帯同するケースはないという。

中国紙・金融時報によると、中国に長期滞在する中国人は６０万人で、そのうち２０万人が北京に住んでいる。