「13歳のハローワーク」が発表
子どもに向け職業情報を発信するサイト「13歳のハローワーク」が行ったアンケートで、子どもが将来なりたい職業の1位に『ナニー』が選ばれた。見慣れない職業をなぜ子どもが選ぶのか、ネット上で話題となっている。

人気は英国映画の影響?
「13歳のハローワーク」では、定期的に「人気職業ランキング」アンケートを実施している。今回発表されているのは、1月1日~1月31日までの投票を集計したもの。

1位(1) ナニー
2位(2) プロスポーツ選手
3位(3) パティシエ
4位(4) 保育士
5位(8) ファッションデザイナー
6位(6) 看護師
7位(7) 薬剤師
8位(9) 漫画家
9位(10)医師
10位(5)傭兵(ようへい)

2位以下は、わかりやすいが、1位の『ナニー』はそもそも見慣れない。同サイトの説明によると、下記のようになる。

保護者に代わって一時的に子どもを預かり、面倒を見るのがナニー。ベビーシッターとの違いは、単なる身の回りの世話にとどまらず、しつけや勉強、情操教育など乳幼児教育の専門家としてケアをする部分。(「13歳のハローワーク」より引用)

Googleで同語を検索してみると、『ナニー・マクフィーと空飛ぶ子ブタ』という映画のタイトルが予測検索用語として出てくる。魔法を使う『ナニー』が登場する人気シリーズの第二弾で、日本では2011年7月に公開された。子どもの人気は、この映画に影響を受けているようだ。

日本では「色黒、ぽっちゃり」が条件
ただ、実際には現在の日本でナニーの職は確立されておらず、普及を目指す『一般社団法人・日本ナニー協会(東京都板橋区)』もベビーシッターとほとんど変わりがない状況、と分析している。

「13歳のハローワーク」でも女性の社会進出や幼児教育に対する関心の高まりなどを理由に、「今後は必要性がさらに増していく」と予想するが、時給は1000円~1600円程度と紹介する。

よく似た職業として、かつて日本にも『乳母』という制度があった。枕草子などにも描かれており、貴族階級や武士社会では、一般的にみられた存在だ。権力者に近いことから、一部には政治的な権力を持つ者もいたといわれる。

明治以降、女性の地位が向上するとともに、母親が自ら子どもを養育することの大切さが認識されるようになり、廃れていった。ちなみに、明治期の乳母選びは「「只田舎人にて皮膚黒色にして肉肥りたる者なれば足れり」とする風潮があったとされており、社会的な地位は低かった。


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