中国広州市でこのほど、廃棄された乾電池や使い捨て弁当箱のほか、薬物や空き瓶などの有害物質が混じったゴミが野菜の肥料として使用されていたことが判明した。当局は野菜の出荷停止を命じ、安全検査を行っている。26日付で中国新聞社が報じた。

  有害物質が肥料として使われていたことに対し、広州市民のあいだでは「野菜は安全なのか」、「ほかの地域の野菜も安全なのか」といった不安の声が上がっている。当局は24日に調査を実施、野菜に対する品質検査のほか、土壌の安全基準についても調査を実施、28日にも検査結果が発表される予定だ。

  報道によれば、現場の約6.6ヘクタールの畑では、生活ゴミが分別されないまま肥料として用いられおり、当局は市民の健康を守るため検査の結果が判明するまで関係地区で収穫された野菜の出荷停止を命じた。
  さらに当局は未処理のゴミを畑に近づけないこと、有害な生活ゴミの出どころを早急に解明することを約束した。


ビッグパンダの日記