自曲再生でランキングトップに
先日は雅楽奏者に著作権料を請求した日本音楽著作権協会(JASRAC)だが、今度は自作曲を自分でカラオケ再生することで、全国ランクトップ入りしていた男性に、1700万円もの著作権料を支払っていたことが判明した。
16カ所にカラオケ端末
JASRACから著作権料を受け取っていた人物の手口は巧妙だ。まず自作の演歌やバラードをカラオケ会社に持ち込んで、手数料を支払い、配信楽曲に登録してもらう。
その後、自分でカラオケ機器を設置して、24時間再生し続ける。この男性は自宅など16カ所にカラオケ機器を置いたが、再生回数を稼ぐのが目的なので、スピーカーさえ接続していなかったという。
このシステムのおかげで、男性の歌は何度もランキング上位に入り、トップになることもあった。
音楽には関心がないJASRAC
JASRACは楽曲を利用するカラオケ店などから料金を徴収して、契約している作曲家や作詞家に分配する。分配される金額は、カラオケ店などで再生された回数によって決められる。
人気曲「ロード」で有名な高橋ジョージは、同曲がカラオケで1回歌われるごとに7円の収入がある、と明かしたことがある。
今回、JASRACの確認に対して、男性は意図的に再生回数を稼いだことを認めたという。JASRACは2009年~2011年に支払った著作権料1700万円の返還を求めて提訴。男性が裁判に現れなかったことから、東京地裁で勝訴判決を得た。
ただ、男性は所在不明となっており、回収できるかどうかは不明。不思議なのは、無名の男性がランキング上位に入る不自然な状況に2年以上も同社が気づかなかったことだ。
雅楽奏者に著作権料を求めた際も雅楽を「がらく」と読んだ、とされており、もともとあまり音楽には関心がないことがうかがえる。

先日は雅楽奏者に著作権料を請求した日本音楽著作権協会(JASRAC)だが、今度は自作曲を自分でカラオケ再生することで、全国ランクトップ入りしていた男性に、1700万円もの著作権料を支払っていたことが判明した。
16カ所にカラオケ端末
JASRACから著作権料を受け取っていた人物の手口は巧妙だ。まず自作の演歌やバラードをカラオケ会社に持ち込んで、手数料を支払い、配信楽曲に登録してもらう。
その後、自分でカラオケ機器を設置して、24時間再生し続ける。この男性は自宅など16カ所にカラオケ機器を置いたが、再生回数を稼ぐのが目的なので、スピーカーさえ接続していなかったという。
このシステムのおかげで、男性の歌は何度もランキング上位に入り、トップになることもあった。
音楽には関心がないJASRAC
JASRACは楽曲を利用するカラオケ店などから料金を徴収して、契約している作曲家や作詞家に分配する。分配される金額は、カラオケ店などで再生された回数によって決められる。
人気曲「ロード」で有名な高橋ジョージは、同曲がカラオケで1回歌われるごとに7円の収入がある、と明かしたことがある。
今回、JASRACの確認に対して、男性は意図的に再生回数を稼いだことを認めたという。JASRACは2009年~2011年に支払った著作権料1700万円の返還を求めて提訴。男性が裁判に現れなかったことから、東京地裁で勝訴判決を得た。
ただ、男性は所在不明となっており、回収できるかどうかは不明。不思議なのは、無名の男性がランキング上位に入る不自然な状況に2年以上も同社が気づかなかったことだ。
雅楽奏者に著作権料を求めた際も雅楽を「がらく」と読んだ、とされており、もともとあまり音楽には関心がないことがうかがえる。
