心を病む中学教師
学校種別でみると、在職者数に対する精神疾患患者数の割合がもっとも高いのは、特別支援学校の0.68%。次いで中学校の0.66%となっている。高等学校では0.43%と中学校に比べ、約2/3の割合に低下することから、中学教師のストレスが高いことがわかる。

性別については男性0.56%、女性0.58%とほとんど差がみられない。精神疾患による教育職員の休職は近年、急増している。2002年には2687人から、2011年には5274人と、10年間でほぼ倍増している。

原因は多忙と孤独
教育職員の精神疾患が急増するのは、職場の特殊性が最大の原因とされる。今年1月に文科省が発表した「教員のメンタルヘルスの現状」によると、一般の労働者では、仕事で感じるストレスの1位に「人間関係」あげているが、教員では「仕事量」をストレスの要因にあげる人がもっとも多い。

「普段の仕事での身体の疲労度合」では、「とても疲れる」と回答した人が44.9%にのぼり、一般労働者の14.1%を大きく上回っている。

日常の指導業務に加え、文科省や教育庁、教育委員会など、上部組織からの調査業務依頼が異常に多く、教員が忙殺されている、との報告もある。

また教員は年齢や経験に関係なく、「○○先生」と呼び合うなど、それぞれの独立性が高い。一般の労働者では、職場でのストレスについて、相談できる相手として上司・同僚をあげる人が64.2%いるのに対して、教員では14.1%しかいない。


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