市場調査会社大手の矢野経済研究所によると、2011年度の語学ビジネス市場は前年度比2.2%増の5108億円の規模になった。大手企業の社内英語の公用化や、グローバル化にともなう海外事業の拡大などにともなって、ビジネスパーソンでの間でのニーズが伸びていることが主な市場の押し上げ要因となっている。また、分野別で見て成長が著しいのがパソコン上で学習を行うe-learning関連で、市場規模こそ47億円ながら同34.3%の高い伸びを示していることがわかった。
■レッスン1回161円で急成長
そのe-learning関連でいま最も注目されているのが、無料のオンライン電話・スカイプを利用した「ラングリッチ」の英会話レッスンである。同社のサービスの特徴は、1回当たり25分のレッスンを毎日受けても月額料金は4980円であることだ。
毎日レッスンしたとすると1回当たりの受講料はわずか161円。それにもかかわらず、早朝5時から深夜1時まで自分の都合に合わせて受講ができるなど質の高いサービスを提供していることで、受講登録者の数を急速に伸ばしている。
どうしてそんなことができるのか? その謎を解き明かすカギはレッスンの講師にある。2010年4月に会社を設立し、同年7月からレッスンをスタートしたばかりのベンチャー企業である同社が目をつけたのがフィリピン、それもリゾート地として知られるセブの人材を講師として活用することだった。
代表取締役の大竹智也さんは次のようにいう。
■受講者10人⇒3万人に
「フィリピンは9000万人以上の人口を抱える英語公用語国です。フィリッピンは戦後までアメリカの植民地で、海外からの旅行者が多いこともあり、発音が北米の英語にとても近いのです。米国人と比べて格段に人件費の安いセブ現地の講師とのレッスンをスカイプを通して組めば、受講料も安価に抑えることができると考えました」
年明けには講師の数は600人前後になる予定だが、彼らは試験、面接など7段階ものプロセスを経て講師としての能力や適性をチェックされたエキスパートで、学歴もフィリピン大学セブ校卒などエリートばかり。なかには大学院修了者や海外留学の経験者もいる。
だからといって堅苦しいわけではない。フィリピン人はもともとホスピタリティに富んでおり、初対面であっても親しみを感じやすい。それだからなのだろう、事前の予約が殺到する人気講師が何人も誕生している。
「スタート当初は10名だった受講登録者は、いまでは3万人に増えています。男女比は7対3で、年齢構成は25~35歳が圧倒的に高い。みなさんネット上の口コミの評判を見て登録されていただいているようです。2013年末には受講登録者を10万人程度に増やしていく目標を掲げています」
■3年後にIPOを目標に
昨年8月には留学スクールの「セブ・ラングリッチカレッジ」をセブ現地で開校した。1日8時間のマン・ツー・マンのレッスンを受け、1人部屋での宿泊費と1日3食の食事代を含めて1カ月で19万98000円とこちらもリーズナブルな価格設定がなされている。ブラッシュアップを目的にしたオンライン英会話の受講生の参加などがあるそうだ。
また、11月20日にはKLab Venturesと個人投資家3人に対する合計約5000万円の第三者割当増資を実施。調達した資金をもとにエンジニア関係の人材を確保して、スマートフォン向けのアプリの開発に力を入れていく考えだ。
特に英単語やフレーズなどをインプットする学習アプリを開発していくことで、現在のオンライン英会話でのアウトプットの学習と合わせて総合的な英語学習のサービスの提供を目指している。
大竹さんは「3年後くらいにはIPOを実現したい」と語る。同社の動きからは目が離せそうにない。

■レッスン1回161円で急成長
そのe-learning関連でいま最も注目されているのが、無料のオンライン電話・スカイプを利用した「ラングリッチ」の英会話レッスンである。同社のサービスの特徴は、1回当たり25分のレッスンを毎日受けても月額料金は4980円であることだ。
毎日レッスンしたとすると1回当たりの受講料はわずか161円。それにもかかわらず、早朝5時から深夜1時まで自分の都合に合わせて受講ができるなど質の高いサービスを提供していることで、受講登録者の数を急速に伸ばしている。
どうしてそんなことができるのか? その謎を解き明かすカギはレッスンの講師にある。2010年4月に会社を設立し、同年7月からレッスンをスタートしたばかりのベンチャー企業である同社が目をつけたのがフィリピン、それもリゾート地として知られるセブの人材を講師として活用することだった。
代表取締役の大竹智也さんは次のようにいう。
■受講者10人⇒3万人に
「フィリピンは9000万人以上の人口を抱える英語公用語国です。フィリッピンは戦後までアメリカの植民地で、海外からの旅行者が多いこともあり、発音が北米の英語にとても近いのです。米国人と比べて格段に人件費の安いセブ現地の講師とのレッスンをスカイプを通して組めば、受講料も安価に抑えることができると考えました」
年明けには講師の数は600人前後になる予定だが、彼らは試験、面接など7段階ものプロセスを経て講師としての能力や適性をチェックされたエキスパートで、学歴もフィリピン大学セブ校卒などエリートばかり。なかには大学院修了者や海外留学の経験者もいる。
だからといって堅苦しいわけではない。フィリピン人はもともとホスピタリティに富んでおり、初対面であっても親しみを感じやすい。それだからなのだろう、事前の予約が殺到する人気講師が何人も誕生している。
「スタート当初は10名だった受講登録者は、いまでは3万人に増えています。男女比は7対3で、年齢構成は25~35歳が圧倒的に高い。みなさんネット上の口コミの評判を見て登録されていただいているようです。2013年末には受講登録者を10万人程度に増やしていく目標を掲げています」
■3年後にIPOを目標に
昨年8月には留学スクールの「セブ・ラングリッチカレッジ」をセブ現地で開校した。1日8時間のマン・ツー・マンのレッスンを受け、1人部屋での宿泊費と1日3食の食事代を含めて1カ月で19万98000円とこちらもリーズナブルな価格設定がなされている。ブラッシュアップを目的にしたオンライン英会話の受講生の参加などがあるそうだ。
また、11月20日にはKLab Venturesと個人投資家3人に対する合計約5000万円の第三者割当増資を実施。調達した資金をもとにエンジニア関係の人材を確保して、スマートフォン向けのアプリの開発に力を入れていく考えだ。
特に英単語やフレーズなどをインプットする学習アプリを開発していくことで、現在のオンライン英会話でのアウトプットの学習と合わせて総合的な英語学習のサービスの提供を目指している。
大竹さんは「3年後くらいにはIPOを実現したい」と語る。同社の動きからは目が離せそうにない。

