男性より女性に強い影響
睡眠時無呼吸症は心疾患や高血圧、糖尿病、うつ病などのリスクを高めることが知られている。脳の損傷にも関連するといわれるが、米カリフォルニア大学の研究チームはこのほど、男性より女性で、より強い脳障害の原因になることを見つけた。

閉経後は女性も無呼吸症に
睡眠時無呼吸症は男性のもの、というイメージがある。実際、若年層では9:1の比率で男性に多い。このことから、従来の研究は男性のみを対象としたものや、男性と女性を会わせて扱うものがほとんどで、男女差を比べるケースは少なかった。

ただ、女性の場合には、閉経期以降、ホルモンバランスが変化することで、睡眠時無呼吸症を発症しやすくなる。

カリフォルニア大学ロサンゼルス校のポール・マーシー教授らのチームは、男女の脳障害に着目。比較検討を行った。その結果、睡眠時無呼吸症がある場合、女性の方がより脳障害を受けやすいことが判明した。

主に脳の前部を損傷
睡眠時無呼吸症によってダメージを受けるのは、脳の前部にある2つの領域。意思決定と感情の抑制をつかさどる部分で、ダメージを受けることにより、より高い憂うつ状態や、不安症を引き起こす。

この研究論文は「Sleep」誌12月号に掲載された。

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