反原発デモで逮捕
関西電力本店前で抗議活動をおこなっていた神戸市在住の男性(48)が5日、天満署所属の警察官に対する公務執行妨害と傷害の容疑で逮捕された。多人数が入り乱れる中、意図的に転んで逮捕した、とする声もあり警察の対応に非難が集まっている。
警察の「転び公妨」か?
事件が発生したのは5日午後7時15分ごろ。関西電力本店前で抗議していた男性らに対して、天満署の署員が身元を明かすよう執拗に要求。
口論のあげく多人数でのもみ合いとなり、警官を含む数人が、折り重なるように倒れた。「警官に押されて先に自分が転んだ。その後、私の脚につまずいて、警官が転んだ」と証言する女性も現れており、転倒、逮捕にいたる流れを意図的とする疑いももたれている。
こういった行為は「転び公妨」と呼ばれており、警察が作為的に市民を逮捕する際しばしば用いられる。
逮捕が火種になる可能性
この逮捕をめぐって、Twitter上などで警察を批判する情報が拡散している。逮捕された男性が護送された天満署では、数十人が集まって怒号をあげるなど、抗議活動がヒートアップする様子も見られた。
12日の金曜日には、恒例の反原発デモが予定されているが、今回の逮捕がきっかけで暴徒化する可能性もある。
大阪では、他の地域と違い、反権力の気風が強い。西成区を中心に、過去に何度か暴動騒ぎが発生しているが、一般的なデモとは異なり、投石や放火などを伴う。
1990年には、警官が暴力団から賄賂を受け取っていた、とする疑惑をきっかけに勃発。大暴動へと発展した。

関西電力本店前で抗議活動をおこなっていた神戸市在住の男性(48)が5日、天満署所属の警察官に対する公務執行妨害と傷害の容疑で逮捕された。多人数が入り乱れる中、意図的に転んで逮捕した、とする声もあり警察の対応に非難が集まっている。
警察の「転び公妨」か?
事件が発生したのは5日午後7時15分ごろ。関西電力本店前で抗議していた男性らに対して、天満署の署員が身元を明かすよう執拗に要求。
口論のあげく多人数でのもみ合いとなり、警官を含む数人が、折り重なるように倒れた。「警官に押されて先に自分が転んだ。その後、私の脚につまずいて、警官が転んだ」と証言する女性も現れており、転倒、逮捕にいたる流れを意図的とする疑いももたれている。
こういった行為は「転び公妨」と呼ばれており、警察が作為的に市民を逮捕する際しばしば用いられる。
逮捕が火種になる可能性
この逮捕をめぐって、Twitter上などで警察を批判する情報が拡散している。逮捕された男性が護送された天満署では、数十人が集まって怒号をあげるなど、抗議活動がヒートアップする様子も見られた。
12日の金曜日には、恒例の反原発デモが予定されているが、今回の逮捕がきっかけで暴徒化する可能性もある。
大阪では、他の地域と違い、反権力の気風が強い。西成区を中心に、過去に何度か暴動騒ぎが発生しているが、一般的なデモとは異なり、投石や放火などを伴う。
1990年には、警官が暴力団から賄賂を受け取っていた、とする疑惑をきっかけに勃発。大暴動へと発展した。
