世界に4台 12億円!
サムスン電子のイ・ゴンヒ会長が所有する稀少なスポーツカー「フェラーリ330LMB」に盗難車疑惑が持ち上がっている。同車は世界で4台しか製造されておらず、現在も1550万ドル(約12億2000万円)の価値があるという。

世界を転々とした盗難車
アップルとの特許権訴訟に完敗したサムスンに、新たな試練が課されそうだ。イ・ゴンヒ会長が所有するフェラーリ330LMB」が盗難車であり、フロリダ州の裁判所が返還命令を出している、と米自動車情報サイトJalopnikが伝えたのだ。

同車は1977年、米ジョージア州で、顧客から預かって管理していたディーラーが盗んで転売。その後、はシカゴ、ドイツ、オランダなどを転々とした。90年代には米のブラックホーク博物館に展示されており、その後イ・ゴンヒ会長が投資を目的に購入した。

米裁判所は返還命令
元の持ち主であるアイバース・ブルメナウ氏は同車の返還を求め、ジョージア州警察やFBIなどに働きかけてきた。フロリダ州裁判所は、これに応えて返還を命じる裁判所命令を発効している。

輸入関税などを避けるため、イ・ゴンヒ会長は同車を米国内に置いている、とされており、今後の取り扱いが注目される。


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