健康のためなら死んでもいい?
YouTubeに戦慄の動画がアップされている。空間線量1マイクロシーベルトを超える駐車場で、子どもたちが夏休みのラジオ体操にいそしんでいる様子を撮影したものだ。

高線量地域で朝のラジオ体操
この動画がアップされたのは、7月30日。夏休みが始まって10日が過ぎようというころだ。撮影されたのは福島県郡山市である。

映像には、早朝、大きめの駐車場に集まった子どもたちが、ラジオ体操を始める様子が映されている。同じ場所で同時に空間放射線量を計ったところ、計器は1.10マイクロシーベルト/時を表示。

これは年間線量に換算すると、約9.6ミリシーベルトにも達する。政府が除染の要不要を判断するのが、年間被ばく量1ミリシーベルト。実にその10倍近い値だ。

深呼吸で内部被ばくも
こういった汚染地域では、内部被ばくも心配される。特に「黒い粉(藍藻)」に代表される汚染物質も数多く飛散している。

郡山市麓山で見つかった藍藻からは7万9,737ベクレル/kgものセシウムが検出されており、体内に入った場合の影響は、計り知れない。

粉塵として空気中を舞うこういった放射性汚染物質を吸い込まないよう、マスクの着用などが推奨されているが、ラジオ体操ではなんの対処もせず子どもたちが深呼吸をおこなっている。


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