マンモグラフィーの効果に新説
乳がん検診として一般的におこなわれるマンモグラフィーの効果については、世界的にも評価が分かれている。17日、「マンモグラフィーには死亡率を減らす効果がある」とする新しい研究論文を仏、リヨンの国際予防研究所が発表した。

40代女性の年1回検査は勧められない
がん検診などについては、その効果とデメリットを比較して、受診すべきかどうか判断される。

2009年に米、予防医学作業部会(USPSTF)は40代女性が年に1回マンモグラフィー検査を受けることは勧められない、と勧告した。誤診や不必要な手術、見落としなどが多いため。

同報告は世界中で波紋を呼び、日本でも検査に対する疑念が示された。厚生労働省は「米国では乳がん発症年齢の中心が60代だが、日本では40~50代であり、状況が異なる」として、引き続き検査を推奨している。

米USPSTFでも、50歳以上では2年に1度の検査を勧めており、発症リスクの高い年齢では効果の方が大きいことが認められている。

40代の女性も受診すべき?
今回、仏、国際予防研究所のPhilip Autier博士らがおこなった研究は、スウェーデンでとられたデータにもとづくもの。乳がん検診により死亡率が減少することが判明したという。研究論文は17日付けの「Journal of The National Cancer Institute」で発表された。

ただ、米シカゴ大学のMichael Vannier博士らは、同研究で年代や地域が異なるデータを比較していることなどを指摘。分析は不正確、と異論を唱えている。


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