朝鮮日報が中国トップの月給を調査
朝鮮日報は、中国のトップである胡錦濤総書記の「月給」について調査結果を発表した。同氏は国家主席の他、中央軍事委員会主席、党総書記を兼任する。国家主席の基本給は、子どもの「お小遣いレベル」だった。

党総書記の月給は不明
国家主席は日本でいうと首相にあたる地位。国務院が2006年に発表したデータによると、国家主席の基本給は230元(約2,760円)だった。職務給、等級級、勤続年給を加えても、3,000元(約36,000円)にすぎないという。

日本のトップである野田首相の月給は月額222万円となっており、中国国家主席の約62倍にあたる。

胡錦濤主席のもうひとつの職務、中央軍事委員会主席の月給については、2005年に2万1,119元(約25万3,000円)であることが公開された。ただ、もうひとつの役職である党書記長については、中国国内でも報酬が公開されておらず、一般には知られていない。

汚職を生む「為人民服務」の体裁
中国では公務員に対して「為人民服務」の精神が求められる。「人民に奉仕する」という意味で、毛沢東の講演から生まれたスローガンだ。

この体裁を整えるため、「清貧」を装う必要があり、国家や軍のトップに対しても、異常に低い月給が設定されている。

生活をまかなうためには、他から収入を得る必要があり、汚職を生む源となっている。



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