カップルは同じベッドでただ一緒に寝るだけで健康的になれるかもしれない――。そんな研究結果が明らかになったそうです。まだ新しい研究分野なのだそうですが、一部の科学者はパートナーと一緒に寝ることが、相手と親密な関係を築いている人たちが健康で長生きする傾向にあることの主因ではないかとみています。


 今回の研究は、女性はパートナーと一緒ではあまりよく眠れない、また男女ともに誰かと一緒に寝ると余計に寝返りを打つ、といった研究に対して、逆にそのメリットを訴えるものだそうです。

 カップルの睡眠を妨げる他の原因としては、掛け布団の争奪戦や、就寝時間の違い、室温の設定、といったものが挙げられます。



 睡眠に関する専門家らは寝室を別にすることなしに、これらの問題に対処する方法があると示唆します。

 ピッツバーグ大学で精神医学・心理学を教えるウェンディ・トロクセル助教は、「睡眠は健康上とても重要だ。わかっているのは睡眠が心臓疾患や精神の健康に関係があるということだ」としたうえで、「では、カップルではどうかということを調べてみた」と話します。

 2009年に発刊されたトロクセル氏の研究の1つによると、長期にわたってパートナーと安定した関係を築いている女性は、独身女性やパートナーと別れた、もしくはパートナーがいてもまだ日が浅いという女性たちに比べて、すぐ眠りにつくことができ、夜中に目を覚ます回数も少ないことがわかったそうです。尚この調査は6~8年をかけて実施されました。


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