神奈川県警暴力団対策課などは16日、詐欺容疑で指定暴力団稲川会系組幹部で逗子市小坪、府川真吾被告(38)=詐欺罪で起訴=ら2人を逮捕した。同署によると、容疑を否認している。
県警によると、2人は平成22年11月、横須賀市根岸町の雑居ビル1室にネイルサロンを開いたと横須賀市に虚偽の申請をし、市に「空き店舗出店奨励金制度」に基づき現金30万円を府川容疑者の銀行口座に振り込ませ、だまし取った疑いが持たれている。
県警によると、部屋は23年1月ごろから組事務所として使っていたとみられる。府川容疑者は今年4月、暴力団員であることを隠して銀行口座を開設し預金通帳をだまし取ったとして詐欺容疑で県警に逮捕されたが、この口座に市からの振り込み記録が残っていたという。
市によると、この奨励金制度は商店街活性化のため、3カ月以上入居していない空き店舗へ出店する場合に、市が出店のための奨励金を支給する制度。府川容疑者らからは22年10月に申請があった。振り込み前に市職員が現地を訪問した際、ドアの看板や室内の料金表などを確認。23年2月に市が行った調査でも、「営業を継続している」との回答があったという。
市は今年4月の暴力団排除条例施行以降、県警に同制度の申請者が暴力団組員でないか照会しているという。市は事件について「驚き、憤りを感じている」と話している。

県警によると、2人は平成22年11月、横須賀市根岸町の雑居ビル1室にネイルサロンを開いたと横須賀市に虚偽の申請をし、市に「空き店舗出店奨励金制度」に基づき現金30万円を府川容疑者の銀行口座に振り込ませ、だまし取った疑いが持たれている。
県警によると、部屋は23年1月ごろから組事務所として使っていたとみられる。府川容疑者は今年4月、暴力団員であることを隠して銀行口座を開設し預金通帳をだまし取ったとして詐欺容疑で県警に逮捕されたが、この口座に市からの振り込み記録が残っていたという。
市によると、この奨励金制度は商店街活性化のため、3カ月以上入居していない空き店舗へ出店する場合に、市が出店のための奨励金を支給する制度。府川容疑者らからは22年10月に申請があった。振り込み前に市職員が現地を訪問した際、ドアの看板や室内の料金表などを確認。23年2月に市が行った調査でも、「営業を継続している」との回答があったという。
市は今年4月の暴力団排除条例施行以降、県警に同制度の申請者が暴力団組員でないか照会しているという。市は事件について「驚き、憤りを感じている」と話している。
