■1:日焼け止めを塗らない人

肌年齢を進める禁止事項のNo.1はこれ、毎日日焼け止めを塗らないことでしょう。

ニューヨーク在住の皮膚科医であるニール・サディック先生によると、「日光はもっとも肌年齢を進める要因」とのこと。

例え曇りでも、雨でも、そして雪であっても、日光はしっかりあなたを照らします。

そのため、サディック先生は「紫外線は窓ガラスも透過する為、例え屋内にいるとしても、日焼け止めは塗るべき」とも言っています。

そんなサディック先生のオススメは、UVAとUVBという2種類の紫外線を遮断する紫外線散乱型の日焼け止め。SPF値は少なくとも30以上がいいそう。

さらに、レスベラトロールやビタミンC、イデベノン、コーヒー生豆のような、抗酸化物質が含まれる製品だと、肌を守る効果も高くなります。


■2:手や首の手入れをしない人

お手入れが必要な箇所は、顔だけではありません。日光を浴びると、顔と同じように、手や首にもダメージはあります。

サディック先生によると「手や首は、黒ずみがでやすく、乾燥などでツヤが鈍くなりやすいため、見た目の年齢にも影響が出やすい」とのことです。

首や手の甲にも、保湿成分や日焼け止めを塗ってください。なにもそれ専用のスキンケア製品を選ぶ必要はなく、顔に使う製品で十分だそうです。


■3:吹き出物のお薬を部分的に塗る人

ホルモンバランスの乱れ、女性の多くは40代以降はニキビに悩まされ続けます。

しかし、ニキビの部分だけに塗る薬を使うのは、炎症を起こしたまま放っておくのと同様、ニキビの治療には役に立ちません。

シカゴ美容外科の皮膚科専門医のキャロライン・ジェイコブ先生は、一日一回、ニキビ予防の洗顔料や保湿液を顔全体へ使うことを推奨しています。

これがニキビの一番の予防法になるそうです。


■4:化粧を落とさずに寝る人

忙しい日や遅くまで遊んだ夜なんか、つい化粧を落とさずに寝てしまいたくなるものです。しかし、化粧を落とさずに寝ると、後々問題の原因となります。

サディック先生によると、ほこりや公害物質などの"環境トキシン"が、日中、肌の上に層を形成し、毛穴に入り込み、肌のくすみの原因となるそうです。

よって、寝る前には必ず洗顔を!

どうしても面倒な場合は、クレンジングシートをベッドの側に準備して、ベッドの中で化粧をふき取るのも良い手です。

■5:化粧品の切り替えが早い人

最近使い始めた保湿クリーム、「全然効果ない」なんて嘆かず、長く使ってみてください。

次から次へと保湿クリームを切り替えると、自分の肌には合わないというイメージしか残りません。

ジェイコブ先生は、保湿クリームを変えて肌ツヤの変化が訪れるまで、少なくとも6週間は掛かるといいます。

「肌の表層の細胞が生まれ変わるサイクルは大体30日。そのため、肌のキメ細やかさ、トーンアップ、透明感を実感できるまで、1ヶ月以上は使い続けなければなりません」

もしその保湿クリームがエイジングを緩和する成分を含むのなら、さらに長い時間、使い続ける必要があります。

またジェイコブ先生によると、コラーゲンやエラスチンが新しく生成されるまで、4ヶ月程度は必要だそうです。

■6:たくさんの製品を一緒に使う人

効果のある保湿クリームに、美容液、化粧水、ナイトクリームを組み合わせると効果が上がるのでしょうか?

そんなことはありません。

もしたくさんの新製品を使い始めた後に肌が荒れてきたら、何が問題かわかりませんし、もしかしたら全ての製品が原因と誤解するかもしれません。

「同時に変えるのは1種類にして、2週間後にまた新しい製品を導入しましょう」とジェイコブ先生は提案します。

この方法だと、どの製品との相性が悪いか、どの製品の組み合わせが悪いのか判断できますね。

くわえて、本当に必要なスキンケア製品にだけ、お金を費やすことができます。

■7:睡眠不足の人

睡眠不足は、肌年齢の進行を進めます。短期的には目の周りにクマを作り、肌のツヤを鈍らせます。

一日を通してみると、肌細胞は紫外線や公害物質のような様々な外的ストレスと戦っています。

様々な外圧と戦うストレスホルモンが平常値に落ち着き、細胞の補修が行われ、若々しさを取り戻すのは主に夜の時間であることから、「睡眠時間こそが生命線である」とジェイコブ先生はいいます。

くわえてジェイコブ先生によると、ストレスが高まるとコルチゾールというホルモンの分泌が増加するそう。

このホルモンにより皮脂が増えるため、ニキビができやすくなるのです。ですので、必要な睡眠時間をしっかり取れるよう注意しましょう。

ついついしてしまっていることが多くて、ドキっとした人も多かったのではないでしょうか? 悪習慣にが身につく前に、しっかり対策をとりたいものですね!


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