シンガポール紙ザ・ストレーツ・タイムズは中国で不動産市場に続いて高級品市場でもバブルがはじけ始めていると指摘した。24日付で環球時報が伝えた。

中国人富裕層が好む高級ワイン、シャトー・ラフィット・ロートシルトの2008年産は、昨年のピーク時には1本1万6000元(約20万円)の値が付いていたが、現在は8000~9000元(約10万~11万2500円)に暴落している。また、福建省福州市の茶葉市場では龍井茶の卸値が最近数週間のうちに1キロ当たり6000元(約7万5000円)から1200元(約1万5000円)へと急落した。

美術品市場でもバブルの崩壊が始まっている。昨年秋に香港で開催されたオークションの落札合計額は4億1100万ドル(約328億円)で、そのうち中国人による落札額は44%を占めた。しかし、今年4月のオークションでは、落札合計額3億1600億ドル(約252億円)、中国人の占める割合は20~25%に急減した。

投資ブーム冷え込みの原因の1つには、政府の金融引き締め策が挙げられる。銀行の貸出額は3月の1兆1000億元(約13兆7500億円)から、4月には6820億元(約8兆5250億円)へと大幅に減少。アナリストは中国経済の先行きの不透明さや個人と企業の心理的な不安要素も関連しているとみている。

一方で、一部の投資家は新たな対象物へ目を向け始めている。翡翠は過去10年間で約10倍の高騰を遂げ、昨年は1オンス当たり3000ドル(約24万円)の値をつけたが、今年はさらに上昇するとみられている。また、金がリスクヘッジ資産として人気が高く、消費量は間もなくインドを抜いて世界一になる見込みだという。



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