中国で室内空気汚染による死者は毎年、11万1000人に上ることが分かった。1日に平均すると約304人。これは、1日の交通事故による死者数にほぼ匹敵する。中国青年報が伝えた。

中国室内装飾協会環境検測センターが発表した調査報告で明らかになった。室内空気汚染は目に見えない分、知らぬ間に人体の健康をむしばんでいく。特に恐ろしい汚染物質はホルムアルデヒドで、世界保健機関(WHO)は発がん性と催奇形性があると警告している。その主な発生源は室内の建材や壁紙、家具などで、新築やリフォームの後5~15年かけてゆっくり放散されるという。

こうした現状を逆手に取り、室内の汚染物質除去を謳い文句にして消費者から高額の代金をだまし取る悪徳業者も出現し、世論の大きな反感を買った。中国建築装飾協会の呉恩振(ウー・エンジェン)副秘書長は「こうした詐欺事件が起こるのは業界や行政による規制・監督が甘いからだ」と指摘している。



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