先日、テレビのニュース番組で、
日本流ウェディングがアジアの巨大市場をターゲットとしている、
という特集を観ました。

日本の結婚式で行われる、ケーキ入刀や両親への手紙、
新郎新婦に合わせたオリジナリティ溢れる演出などが、
アジア諸国で人気を博しているというのです。


番組では主に中国に焦点を当てていたのですが、

そもそも中国の結婚式とは、
ご祝儀は袋に入れず、むき出しのまま受付に手渡される、
参列者の服装は普段着のままで、食事をしてお腹が満たされたら、
自分のタイミングで帰ってしまう、というものらしいのです。

日本の結婚式に慣れている私たちにとっては、
少し驚きの内容ですよね。

そしてまた、日本とは違い、ブライダル業界は
ビジネスとして成り立たない産業だというのです。


しかし、そんな中国で今、
日本流ウェディングが受け入れられつつある理由が二つあり、

一つは中国の「一人っ子政策」の影響です。

1979年に始まった「一人っ子政策」以後に誕生した子供たちが、
今ちょうど結婚適齢期を迎えており、

自分たちのときにはできなかった結婚式を
子供にはさせてあげたい、と考える親が増えているようです。

また、もう一つは、日本のきめ細かいサービスが
中国の方に受け入れられてきていることです。

人と人の繋がりを大切にするアジア人にとって、
結婚式で感謝の気持ちを伝えたいと考えたときに、
それに応えるのがきめ細かいサービスによる、
日本流ウェディングだったのです。



今、日本では、深刻な少子化、晩婚化の影響で、
婚姻件数が年々減少していますが、

中国で今、結婚適齢期とされている人口の数は、
およそ2億2千万人です。

この場合、サービスは同じものであっても、
新しい市場に対して、ビジネスを始めることの
期待効果は計り知れないですよね。


もちろん、
ただ単に市場を変えればいいというわけではなく、
市場調査やニーズの把握は必要不可欠です。


また、市場を変えること=海外進出ではありません。

もし、大人向けに商品開発を行なってきていたとしたら、
今ある商品を子供向けに改良することも一つの方法です。

少子化の裏を返せば、子供一人当たりにかける養育費が
増加しているというデータもありますので、

異なる市場における潜在ニーズの把握と新規参入の可能性を
常に模索することが重要だといえるでしょう。


ビッグパンダの日記