シルヴェスター・スタローン主演の人気シリーズの第1弾映画『ランボー』には、実は元ネタがあった!?その映画のタイトルは『エクスターミネーター』。ベトナム帰還兵のジョンが、チンピラに戦友を半殺しにされたことから、街のクズ連中を皆殺しにしていくベンジェンス・ムービーだ。
捕虜になり、目の前で仲間を惨殺されたトラウマを持つジョン。命からがら戦地から脱出し、戦後は戦友のマイケルとともに真面目に働いていた。そんな中、街のチンピラにマイケルが半身不随の状態にされてしまう。ジョンはベトナムで培ったバトル能力をフルに活かし、チンピラたちを皆殺しにするとともに、N.Y.に蔓延る諸悪撲滅のために“処刑人(エクスターミネーター)”となって暗躍していく。スプラッター映画誕生まもない1980年に製作されたものの、マチェーテでの首チョンパ、火炎放射器での人体放火、人間ミンチなどグロテスク度は、後のスプラッター映画のテイストを先取りしている。
また本作の2年後に製作された映画『ランボー』との類似点が多いのも注目だ。ベトナム帰還兵がアメリカを第二のベトナムとして戦場化してしまうところや、戦うことによって生きがいを得てしまうところなどは、そのまま『ランボー』である。本作の監督であるジェームズ・グリッケンハウスも「この映画の主人公であるジョンが、N.Y.からアメリカ北西部に渡ったのが『ランボー』だ」と主張している。
しかし『エクスターミネーター』は明らかに、マーティン・スコセッシ監督、ロバート・デ・ニーロ主演の名作『タクシードライバー』のフォロワーである。ベトナム帰還兵の心に宿る狂気とトラウマ、武器の改造、トラヴィスが着ていたジャケットとジョンが着ているジャケットの激似、怪しい娼館でのバトルは『タクシードライバー』そのままだ。ということは『ランボー』は『タクシードライバー』の孫に当たるということか。

捕虜になり、目の前で仲間を惨殺されたトラウマを持つジョン。命からがら戦地から脱出し、戦後は戦友のマイケルとともに真面目に働いていた。そんな中、街のチンピラにマイケルが半身不随の状態にされてしまう。ジョンはベトナムで培ったバトル能力をフルに活かし、チンピラたちを皆殺しにするとともに、N.Y.に蔓延る諸悪撲滅のために“処刑人(エクスターミネーター)”となって暗躍していく。スプラッター映画誕生まもない1980年に製作されたものの、マチェーテでの首チョンパ、火炎放射器での人体放火、人間ミンチなどグロテスク度は、後のスプラッター映画のテイストを先取りしている。
また本作の2年後に製作された映画『ランボー』との類似点が多いのも注目だ。ベトナム帰還兵がアメリカを第二のベトナムとして戦場化してしまうところや、戦うことによって生きがいを得てしまうところなどは、そのまま『ランボー』である。本作の監督であるジェームズ・グリッケンハウスも「この映画の主人公であるジョンが、N.Y.からアメリカ北西部に渡ったのが『ランボー』だ」と主張している。
しかし『エクスターミネーター』は明らかに、マーティン・スコセッシ監督、ロバート・デ・ニーロ主演の名作『タクシードライバー』のフォロワーである。ベトナム帰還兵の心に宿る狂気とトラウマ、武器の改造、トラヴィスが着ていたジャケットとジョンが着ているジャケットの激似、怪しい娼館でのバトルは『タクシードライバー』そのままだ。ということは『ランボー』は『タクシードライバー』の孫に当たるということか。
