米国の検察当局は26日、ニューメキシコ大学に通う韓国人留学生2人がニューメキシコ州エルモロ国定公園の遺跡に落書きしたことから罰金を課したと発表した。複数の韓国メディアが報じた。

検察によると、23歳と22歳の韓国人留学生は2011年10月13日、国立公園の管理員に韓国から来たことを告げて公園内に入り、「岩に落書き禁止」という警告文を無視して自分たち名前を落書きをした。留学生が立ち去った跡、管理員が落書きを発見した。

留学生がフェイスブックに落書きした写真を掲載したことから、身元が特定され、11月2日に逮捕。12年3月22日に公判が開かれ、2万9782ドル(約250万円)の罰金が決定した。

エルモロ国定公園は、ニューメキシコ州の最大都市アルバカーキから西に160キロに位置し、アメリカ先住民の遺跡がある。巨大な砂岩には先住民が書き残した絵や文字が刻まれているほか、1700年以降に各地から訪れた探検家の記録2000点が残されている。

留学生は容疑を認め、「英語がよく分からず、落書き禁止の警告文を落書きしても良いものと理解してしまった」と弁明。検察は、罰金は岩の修復費用にあてるとし、留学生が容疑を認めていることから実刑が下されることはないと説明した。


世の中すっかり”SNSブーム”で、『フェイスブック』(Facebook)を楽しんでいる方も多いことであろう。

しかし、上記記事を読めばお解かりのように、『フェイスブック』(Facebook)上に公開した個人情報やその足跡は、国家権力(警察権力)に”筒抜け”である。

大手検索エンジンたる「Google」が3月1日より、検索・メールといったサービスの利用履歴や、スマートフォンの位置情報などの個人情報をひとまとめに収集、個人情報が“丸裸”同然にされる点について指摘したが、今回、韓国人留学生の逮捕劇にて一役買った『フェイスブック』(Facebook)も、同じ類のものとみてよいであろう。

即ち、多くの人間が熱狂的にしようしている『フェイスブック』(Facebook)も、使い方ひとつで立派な”スパイウェア”ということである。

少々乱暴な物言いであるが、IT化が進み、次々に登場する斬新な商品サービスの多くは、”スパイウェア”としての機能を内包しているものとみてまず間違いないであろう。
特に一気に”ブーム化””社会現象化”するようなものは、何らかの力が作用していると考えてよいであろう。

新聞・TVといったものは今や使い古された”洗脳ツール”であり、今どき「旬」と言えるものはネット上に根深く、着実に浸透しているという警戒心を持つことが肝要である。


ビッグパンダの日記