2008年の金融危機は世界中の多くの国とその国民に甚大な被害を与えた。家や職を奪われた人も多い。各地で反格差デモが始まった。世界中に憂鬱な空気が広がっている、そう感じている人は少なくないと思う。が、意外な調査結果が発表された。なんと世界の幸福度は金融危機以前の2007年と比べて上がっているというのだ。
調査会社イプシスは24カ国の成人1万9000名を対象に過去5年間、同じ方法で幸福度調査を実施してきた。「総合的に見ると、あなたは『とても幸せ、結構幸せ、あまり幸せでない、全く幸せでない』のどれに当てはまりますか?」という質問に対する回答をまとめたところ、「とても幸せ」と答えた人が2007年には20パーセントだったのに対して、2011年は22パーセントと上昇する結果となった。
今回の調査によると、いくつかの巨大な新興国の幸福度の伸びが特に顕著だ。トルコでは「とても幸せ」のポイントが16ポイント、メキシコでは10ポイント、インドでは5ポイント、アップした。一方で、インドネシアやブラジル、ロシアなど幸福度のポイントが下がっている新興国も存在する。ちなみに、日本においても「とても幸せ」の割合は6ポイントアップした。
政治科学の世界では、国が豊かになるほど、国民の幸福度は上がり、国民一人当たりの収入が2万5000ドル(約200万円)に達すると、それ以降の幸福度は安定すると信じられてきた。しかし、今回の幸福度調査ではそれが当てはまらなかった。
「とても幸せ」と回答した人の割合はインドネシア51パーセント、インド43パーセント、メキシコ43パーセントと、経済的な豊かさという点では低~中程度の国において高い幸福度が見られた。反対に経済的で豊かであるオーストラリアやアメリカでは、「とても幸せ」という回答率は28パーセントと、上位国よりも大きく下回った。
ヨーロッパを見てみると、「とても幸せ」と回答したのはイタリアでは13パーセント、スペインでは11パーセントだった(深刻な債務問題を抱えているギリシャは今回の調査対象に含まれていない)。多くのヨーロッパ諸国では、世界の中でもとりわけ暗く憂鬱な空気が流れている。

調査会社イプシスは24カ国の成人1万9000名を対象に過去5年間、同じ方法で幸福度調査を実施してきた。「総合的に見ると、あなたは『とても幸せ、結構幸せ、あまり幸せでない、全く幸せでない』のどれに当てはまりますか?」という質問に対する回答をまとめたところ、「とても幸せ」と答えた人が2007年には20パーセントだったのに対して、2011年は22パーセントと上昇する結果となった。
今回の調査によると、いくつかの巨大な新興国の幸福度の伸びが特に顕著だ。トルコでは「とても幸せ」のポイントが16ポイント、メキシコでは10ポイント、インドでは5ポイント、アップした。一方で、インドネシアやブラジル、ロシアなど幸福度のポイントが下がっている新興国も存在する。ちなみに、日本においても「とても幸せ」の割合は6ポイントアップした。
政治科学の世界では、国が豊かになるほど、国民の幸福度は上がり、国民一人当たりの収入が2万5000ドル(約200万円)に達すると、それ以降の幸福度は安定すると信じられてきた。しかし、今回の幸福度調査ではそれが当てはまらなかった。
「とても幸せ」と回答した人の割合はインドネシア51パーセント、インド43パーセント、メキシコ43パーセントと、経済的な豊かさという点では低~中程度の国において高い幸福度が見られた。反対に経済的で豊かであるオーストラリアやアメリカでは、「とても幸せ」という回答率は28パーセントと、上位国よりも大きく下回った。
ヨーロッパを見てみると、「とても幸せ」と回答したのはイタリアでは13パーセント、スペインでは11パーセントだった(深刻な債務問題を抱えているギリシャは今回の調査対象に含まれていない)。多くのヨーロッパ諸国では、世界の中でもとりわけ暗く憂鬱な空気が流れている。
