2012年1月18日、中国で架空の投資話を持ち掛けて多額の金を集めたとして、詐欺罪に問われていた呉英(ウー・イン)被告(30)に対し、死刑とする最終判決が言い渡された。中国の経済専門サイト「財訊.com」が伝えた。


呉被告は浙江省金華市で2005年から2007年にかけ、架空の投資話で高配当を約束し、計11人から約7億7000万元(約93億円)をだまし取ったとして2007年に逮捕され、2009年の一審で死刑判決が言い渡されていた。

同被告は2006年の中国在住英国人ジャーナリスト、ルパート・フーゲワーフ氏による長者番付で、総資産38億元(約462億円)で68位、女性部門でも6位にランクインし、「中国本土で最も若い女性富豪」と称えられたこともある。

一審では「違法に大衆の金を集めた罪」に問われ、死刑判決が下ったが、呉被告はこれを不服とし、上訴。昨年4月から続いていた二審(最終審)ではこれよりさらに重い「出資詐欺」の罪に問われ、一審を支持する判決が下された。



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