いま、中国人でも何が起きているかわからないほど、中国で変化が起きています。19世紀が英国、20世紀が米国、そして21世紀が中国というふうに台頭して、ナンバー1になるのは紛れもない事実です。

 中国は世界で最も資本主義が機能している国で、共産主義にだまされてはいけません。インフレも過熱気味で、不動産バブルが起きていますが、問題が起きても、台頭が終わったわけではなく、わたしは投資の機会だととらえています。

 米国は今や世界最大の債務国です。その債務は減少せずに、今でも増加しています。1920、30年代に世界の中心が、英国から米国に移って行ったように間違った政策で、そのシフトを加速させました。

 そして今は米国からアジアへのシフトが起きています。政治家の政策の誤りや、金融危機でさらに加速しています。いまや、富がアジアに集中しています。

 この事実を見逃した人は財産を作るチャンスを見逃しているのです。財産を作ることができるのは、時代の流れを敏感に感じ取った人だけです。

 そして、米ドルが衰退していることを理解しておかなくてはなりません。ちなみに、わたしの娘は米ドルではなく、アジア通貨で預金しています。それは、米ドルが問題のある通貨だと知っているからです。

わたしが日本を好きな理由の一つには、円はたえず価値があがっているということがあります。円を売るつもりはないし、今後も上がり続けるでしょう。もちろん、いつまでかはわかりませんけどね。

 米ドルも所有していますが、一つのトレーディングポジションとして持っているだけです。ラリーをつける可能性があるでしょうし、そこで売って、その後は二度と買いません。それはいつかわかりませんし、わたしはマーケットタイマーとして、またトレーダーとして優秀ではありません。

 市場の微妙な変化を見つけて、見逃さずにやっていくことが大切なのです。

 (投資家として一度はすべてを失った経験があり)その経験は良い教訓になっています。初期の段階では良い成績を残すと、すぐに金持ちになると思っていました。人間は思いあがって傲慢になってしまうということがよくあります。

 しかし、そんなにうまくいくわけがないのです。アッという間に巨万の富を作って、アッという間に巨万の富を失う人々が多いのです。

 自分が行う投資は例えば20回なら20回と決めて行えば、慎重に行うので、案外うまくいくものです。

 また、3月の東日本大震災の後に、日本株を買いました。その代わり、欧米のテクノロジー関係の株をショートしています。インド、ロシア、ブラジルもそうです。持っているのは通貨とコモディティーです。

 コモディティーは需給のバランスが取れておらず、ブルマーケットです。原油なら新しい油田も見つかっていませんし、農業産品の供給も追い付いていません。農業の担い手は世界的にも不足していますし、だからわたしは農業関連と貴金属を持っています。

 世界の景気が好転してもコモディティーは利益を出せますし、また、景気が悪くなっても需給は改善しないので、コモディティーなら利益を出すことができます。今後何年か強気が続く唯一のマーケットがコモディティーです。

 わたしは金、銀を持っていますが、特に金は10年間ずっと上がり続けて、もうすぐ11年になりますが、投資の世界では異例のことです。しかし、最高値に近いだろうから、たくさん金を買う場合は潮時を見ながら、買いましていく方が良いでしょう。




ビッグパンダの日記