そもそもあまり馴染みのないロバのミルクだが、なんと牛乳よりも様々な点で健康に良いということが最新の研究でわかったようだ。

イタリアの研究チームがネズミを使った実験を行った。通常の餌に牛乳を混ぜたものとロバのミルクを混ぜたものを異なるネズミに与え続け、その経過を見るというもの。

結果、牛乳入りの餌を食べ続けたネズミは体重が通常よりも重くなり、ロバのミルク入りの餌をとり続けたほうは軽くなったという。また、後者の体内では動脈や心臓に害を与える脂肪が減っただけでなく、エネルギーを生産するミトコンドリアの活動が活発化され、摂取した食物を素早くエネルギーに変えられるようになっていたそうだ。

さらに、ロバのミルクそのものを調べたところ、「オメガ3」という現代人に不足しがちな必須脂肪酸やカルシウムを多量に含んでいることもわかったという。

この研究によりロバのミルクが健康に良いことがわかり、牛乳アレルギーの人にとってはその代用品としても有効的だと考えられるため、研究者らはイスタンブールで行われた国際肥満学会議(International Congress on Obesity)で「ロバのミルクをもっと推奨していくべきだ」と訴えかけたそうだ。

ヨーロッパでは古くからロバのミルクは美容に良いとされ、あのクレオパトラの美の秘訣ともいわれているという。ただ当時は飲用というよりも、顔を洗ったりお風呂に入れたりして利用していたのだとか。



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