(CNN) カリブ海の島国ハイチとジャマイカの間で、サッカー試合をめぐるトラブルが外交問題に発展している。

発端は、ハイチの17歳以下のチームがジャマイカで開かれた予選に出場できず、ワールドカップ進出の夢を絶たれたことだった。

ジャマイカ側は、ハイチの選手2人と監督にマラリア検査で陽性反応が出たため、一般への感染拡大を防ぐ目的でチーム全員を隔離したと説明する。

これに対してハイチ側は、陽性反応が出た3人が適切な治療を受けられなかったうえ、チーム全員が拘束されて抗マラリア剤を飲まされ、出国するまで「犯罪者」のような扱いをされたと訴えている。

チームの帰国後、ハイチは直ちに駐ジャマイカ代理公使を召還。首都ポルトープランスでは数千人が抗議デモを行った。

ジャマイカのゴールディング首相は、同国がハイチの選手団に対して取った対応は正しかったと強調。ジャマイカは、ハイチのプレバル大統領との間で問題は解決済みとの認識を示す。しかしハイチの関係者の怒りは収まらず、両国の間の緊張は続いている。

サッカーをめぐる対立が外交問題に発展するケースは過去にもあった。エルサルバドルとホンジュラスの間では、1970年のW杯出場をかけた予選で起きたファンの暴動から外交関係途絶に至り、国境をはさんで4日間の交戦にまで発展した。


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