容疑は05~06年、側近で山口組2次団体淡海一家(大津市)総長、高山義友希(よしゆき)被告(53)=組織犯罪処罰法違反罪で起訴=らと共謀 し、土建業の男性(65)に「面倒を見るお代として持ってきて」「山口組としての決定事項を伝える」などと現金を要求。3回で計4000万円を脅し取った とされる。
府警によると、高山容疑者本人は直接恐喝行為に加わっていないが、05年に京都市内の飲食店で男性と面談していた。また、淡海一家の組員らは男性 に「名古屋の頭に持っていく」「名古屋の頭が言うてる」と高山容疑者の存在を示しながら現金を要求したのに、山口組から何ら処分を受けていないとみられる ことなどから共謀が成立すると判断。上下関係から高山容疑者が指示したと見ている。
弘道会は服役している篠田6代目組長の出身母体。高山容疑者は05年に就任した篠田組長に第一の側近として後継の若頭に抜てきされ、東京や京都などで組織を急拡大させる陣頭指揮を取ってきた。
京都府警の捜査員は18日午前5時ごろ、神戸市内の高山容疑者の居宅で逮捕状を執行。高山容疑者は抵抗せず応じたという。
◇「取り締まりに弾みがつく」…警察庁幹部
指定暴力団山口組ナンバー2の高山清司・弘道会会長(63)は、警察当局が進める山口組対策の中で最も重要な捜査対象だった。警察庁は、今回の逮 捕が山口組への大きな打撃になるとみている。ある幹部は「組織弱体化に向け弾みがつく」と言う。起訴などによって不在の期間が長くなると、山口組の指導体 制が流動化する可能性もある。
弘道会は、銃刀法違反の罪で服役中の篠田建市・山口組6代目組長(68)=通称・司忍=の出身母体で勢力は約4000人。山口組強大化を支える中核組織として影響力を強めてきた。高山会長は篠田組長の腹心として山口組の組織運営の実権を握っているとされる。
警察庁は、弘道会への対策を山口組弱体化への最優先課題に据え、昨年秋に取り締まりの強化を全国の警察に指示。昨年10月からこれまでに検挙した弘道会の直系組長は11人、直系組織幹部は37人に上る。
これをみても警察が本気で取り締まり強化に出ているのはあきらかです。