なんで自分は身体のケアにこだわっているのか、、

人の身体をケアして、一体何がしたいのか、、

私がセラピストとして、何をしていきたいのか。自分を見つめる為に、
自分のエステティシャン人生を振り返ってみた。


☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

16年前、大学卒業と共に大手エステ会社に就職。


高校、大学と、ゴルフは自分なりに頑張ったけれど、それで食べていけるようなレベルでは到底ないし、性格も含めて向いていないと思った。

当時日体大ゴルフ部はとても恵まれていて、私が4年生で主将だった年に、女子は唯一団体日本一になったのだが、それほど後輩たちは上手かった。

そんな選手たちを見ていて、私はサポートする側になりたいし、向いている!と思った。

私個人は全く優勝に貢献出来ていない成績なのに、チームの気持ちがひとつになって、
不思議と優勝出来た経験が、
より一層その気持ちを強くさせた。


団体日本一!!主将として新聞のインタビューも受けたけど、却下されてた(笑)


トレーナーになろう!と思ったけど、トレーナーになるには専門学校へ通わなければならない。
高い学費を親に払わせ、大学に4年間も通わせてもらったのに、これ以上学生は無理だ!
そう思って、早々にトレーナーの選択肢はなくなった。(今思えば、ジムでバイトしたり実務を積みながら勉強する道もあったはずだけど、その時は全く頭に浮かばなかった)


働きながら、お金をもらいながら、技術や知識を学べる場所はないかな??

そんな時、ふと新聞のテレビ欄下にあった、エステの広告に目がとまった。

エステティシャン募集!!


これも、今思えば中途採用向けの、常に出ている募集だったのだけど、私には私の為の広告のように思えて、即電話。
新卒なら、新卒向けの説明会があります!と日時を教えてもらい、説明会、試験と受けて、合格!!
結局、就活もしないで、唯一受けた一社に決めた。


女の世界だし、陰険な世界だったりしたら、すぐ辞めよう!
そう考えながら飛び込んでみたら、まぁ体育会系の慣れた感じで、びっくり!!
とっても厳しい講師に、同期はみなびびっていたけど、私はワクワク喜んでいた(笑)



厳しい程、成長できる気がして、ワクワクが止まらなかったし、マッサージ(この表現は、あんまマッサージ師の、国家資格保有者しか使えないのだけど、わかりにくいのでここでは使わせて頂きます💧)はするのも受けるのも大好きで、アイモデルで行う練習は幸せでしかなかった。


新人研修の時。22歳!?同期は専門上がりの2つ下が多くて、ママと呼ばれていた(笑)


私のマッサージ原点は父。
ゴルフのインストラクターで、朝から深夜までずーっと立ちっぱなしでレッスンをする、
人気者で自慢の父は、毎日
「足が痛くて寝られない」と足を揺すっていた。
私は父の痛みが和らぎますように、眠れますようにと、足に乗って踏んだり、そこそこ!というポイントにマジックで印をつけて押したりしていた。
父は「あー助かった!これで眠れるよ。ありがとう」と、とても喜んでくれたので、私はとっても嬉しくて、できる限り揉んでいた。

高校の時、担任の先生が柔道整復師を持っていたか何かで、授業内で整体を習ったことがあった。
手順を一通り教わって、ペアで施術練習、試験があったのだが、その時に「中原は1000円もらえる」と、クラスで唯一お金をもらえるレベルだと褒めてもらえたのも、とてもとても嬉しかった。

大学へ入ってからも、寮生同士でマッサージ大会したり、トレーナー研究会の友人のマッサージを受けたり、やってあげたり、スポーツをしている人にとっては、身体のメンテナンスは身近なものだった。

ゴルフ部も、鍼灸を持っているトレーナーさんにトレーニングしてもらったり、
試合に帯同で来て頂き、鍼治療を受けたり出来る恵まれた環境だったので、
そうやってあらゆる技術、施術を受けてきた経験は、私の血肉となっていると感じている。

長くなったので、続く。。