昨日、初めて花まつりに行ってきました。


長楽寺と言うお寺で、子授け、安産、子育て祈願で有名です。


高倉天皇が中宮建礼門院の安産を願って丹羽老の坂の地蔵尊に祈願されたところ、玉のような男の子を出産されたことを喜び、平清盛に、全国に地蔵菩薩を置くように命じたそうです。

その一体の木造地蔵菩薩半跏像があります。国の重要文化財に指定されていて、年に一度のご開帳が花まつりの日だそうです。


撮影禁止でしたので画像お借りしました。木造で、それも、お地蔵様が片膝を上げて座っておられる姿は初めて見ました。




数年前に台風の被害で本堂が壊れて流されたのにこのお地蔵様は奇跡的に無事だったそうです。


花まつりは、花御堂に安置された誕生仏に甘茶をかける事で、仏の供養と子供の成長を祈る行事だそうです。


甘茶が振る舞われていて、初めて飲みました。


とても甘くて美味しかったです。甘茶を飲むことで無病息災になると言われています。




空をを指差している生まれたばかりのお釈迦様、花に囲まれています。


驚くことに、昨日の夜の大河ドラマは安徳天皇が壇ノ浦の戦いで、海に入水される場面でした。


1週間前から、長楽寺、花まつりが何度も目に飛び込んできて、行かなきゃと思っていたのは何かのメッセージだったのかもしれません。

 

高倉天皇、建礼門院、平清盛、その他の人々は安徳天皇が生まれたことをどんなに喜ばれたことでしょう。このお地蔵様は人々の喜びの証。

テレビ画面を見ながら心が痛みました。若くして天に還られた安徳天皇のご冥福をお祈りします。


花まつり、このお地蔵さまを見るたびに安徳天皇に思いを寄せることになりそうです。