そうこうしているうちに、Oくんの家に遊びに行くようになった。彼の部屋は離れにあった。
こたつでテレビを観たり、漫画を読んだりしていた。
ある日突然肩を抱き寄せられて、
「ちゅーしていい?」
と聞かれた。
私は彼のことが好きだったので、
「いいよ」
と答えた。
私は勝手にチュッて感じの小鳥キッスを想像していた。…ら、まさかのディープキスで、びっくりした私は思わず彼を突き離してしまった。
その先も求められたけど、毛深かった私は体毛の処理の事が気になって、その時はお断りした。
それから頻繁に家に遊びに行くようになり、最終的に私の初体験は彼に捧げることとなった。
18歳の誕生日を迎えるちょっと前だった。
高校を卒業すると、私は大阪の専門学校へ、彼は新潟の専門学校へ行く事になり、バラバラになった。それでもしばらくは連絡を取り合って、夏休みは大阪で待ち合わせしてから一緒に地元に帰った。
でも彼が新潟に戻るタイミングであっさり別れを告げられた。別れを告げられた事で、ああ、一応恋人関係だと思ってくれてたのかな、とようやく実感する事ができた。
別れてから本当につらくて、朝起きる度に泣いていた。専門学校に行ってからも特に好きな人ができる訳でもなく、しばらく未練タラタラだった。
ようやく吹っ切れたのは私が服屋で働き出した時に、1度彼がその時の彼女と来店した事があって、紫のパンツを穿いているのを見た時だった。