先週末、以前から気になっていた映画「Winny」をAmazonプライムビデオで観ました。

 

映画の内容はWinny(P2P技術を応用したファイル共有ソフト)を開発して逮捕された天才プログラマー 金子勇氏の7年半に渡る裁判を主軸に、彼の一生を描いたものなのですが。。。当時、Winnyに振り回された(ちょっと言い過ぎかな?)私にとっては考え深い映画でしたね。

 

「ナイフで刺殺したとしたら誰が捕まる?」

「ナイフを作った人を罪に問えますか?」

 

つまり、「違法な使い方をしている人が悪いのであって、開発者を罪に問えますか?」と。。。でも、ちょっとデリケートな内容だけにここで私の意見を軽々しく発言することは控えます。お許しを。

 

当時、私もプログラマーでWinnyの噂は耳に入ってきていて「このままじゃ、ヤバイ感じがするよね。」と思っておりました。(若い人が音楽を違法にDLしている様子は知っておりました。)そんな中、政府から「Winnyを使わないで!」との呼びかけがあり、当時勤めていた会社からは「私のPC(会社と個人の両方)にWinnyはインストールしていません。」という誓約書を書かされました。その後も、Winny経由で感染するウィルスの被害がメディアで報道され、今度は会社から”Winnyの検知ツール”が配布され、それの実行結果と先述した誓約書と同じようなものを再び書かされました。

 

こちとら毎日、課題やクレーム(and 事故)に対応していて、朝から朝までプログラミングしているっちゅうのに「Winnyなんか使っている暇なんてあるか!」ってちょっとムッとしながら誓約書を書いた記憶があります。

 

貴方はこの「Winny事件」をどう考えますか?

 

私はね、この事件がなかったとしても日本はアメリカの”IT小作人”になっていたと思いますよ。

 

あと、映画の中の金子勇氏(東出昌大)のセリフ「たったの2行です。」。この気持ち、プログラマーだったら痛いほど分かりますよねー。

 

ぱにゃにゃんだー!

 

PC PC PC PC