最近読んだ本は、絶滅できない動物たち 自然と科学の間で繰り広げられる大いなるジレンマという本です。
人間の都合によって本来の生息環境を追われた動物たちが、ただ絶滅をさせないという目的のためだけに本来の生態を捻じ曲げられながらただ生かされているという悲哀を描いた本です。
私は中学時代に部活動にて地域に生息する、とある絶滅危惧種の淡水魚を保護するという活動を行っていました。
その魚が生息する池は工業団地を作る為に潰され、地域と協力して少し離れた場所に別の池を作って魚を移すという手段で絶滅という事態から救いました。
当時はそれが100%正義だと信じて疑いませんでしたが、この本を読んでから本来住んでいた場所を奪われた魚たちについて思いを馳せています。
一見自然を破壊しているかに見える人間ですが、
人間のこの破壊も自然の一つと思っている今日この頃です。