見聞を広げるために目に付いた新書を一か月に一冊くらい読むのですが、
最近勉強になった本は「新・日本の階級社会」です。
以前から日本は格差が広まりつつあるという認識はニュースやメディアを通して漠然と自分も知っていましたが、
その変化が如実になり日本もはっきりと西欧のような階級社会になっているという事をデータや統計をもとに示した良書です。
一億総中流という意識が終わり、裕福な人とそうでない人の差がくっきりと表れた故に、
本書では日本人を5つの階級に区分分けして、傾向や特徴をまとめており、
日本が高度経済成長以降どのように貧富の差が広まっていったかが体系的に理解できるようになっています。
新型ウイルスという未曽有の経済不況が勃発する現在において、より新たな見方や気づきを教えてくれる一冊です。
ただの感想文でした。