たまゆらの鏡

読書記録に「たまゆらの鏡　　栗本薫」を追加しました。
サブタイトルは「大正ヴァンパイア伝説」。

　時は大正時代、とある地方都市に洋行帰りの「斎藤伯爵」がやって来る。伯爵本人はもとより西洋人の養女、
小姓らまでも妖しいまでの美しさをそなえている。地元の名士の娘、「百合」はそんな彼らに恐怖を伴う魅力を感じ引き寄せられる。そんななか、狼に人が襲われる事件が起きる。
　「斎藤伯爵」の正体がヴァンパイアである、というのはネタバレのうちにも入りませんね(笑)。この手の話としては特筆するような事はありませんが、まぁ最後まで退屈すること無しに読みきれました。
　この作品は作者の「六道ヶ辻」というシリーズものの外伝として書かれたもので、その主人公も登場しますが、
そちらは私は読んでいません。