読書記録に「グイン・サーガ103 ヤーンの朝」を追加しました。
1979年から現在まで発行され続けている超長編小説の正伝103巻。他に外伝が19巻あり、合わせると122巻にもなります。大雑把に言うと、「剣と魔法の世界」に突如現れた豹頭人身の男「グイン」を中心に繰り広げられる戦国絵巻、といったところです。
大変面白いんですが、これだけの量になると気軽に人に勧めることは難しいです。気になった方はとりあえず、
1巻を手にしてみてはいかがでしょうか?

タンポポさんのところで感想のTB集をやっているので後ほど感想を書いて「修正」でアップします。
もう1回読んでからですね。

2005/9/7 感想を追加しました。

WARNING! 以下、ネタバレを含みます。注意!!

『感想』 
なんと言っても今回大活躍なのはヴァレリウスです。並みの化け物ではないユリウスをいとも簡単に撃退してみたかと思うと、超強力な2人の魔導師の戦いを結果的に止めることに成功するなどその魔力の向上は計り知れないものがあります(犠牲になった5人の一級魔導師のご冥福を祈ります)。以前、ナリスの逃避行の際もなかなかやるなと思っていましたが末恐ろしい程です。そのうち彼らに肩を並べるような大魔導師になるのではないのでしょうか?このヴァレリウス、登場したときはすぐ忘れてしまうほどの脇役キャラでしたよね?確認しようと思いましたが、序盤の巻は実家に置いてきてしまいました。今度帰ったときに読まなくちゃです。ともかく(リンダは別格として)パロを代表する人物になったヴァレリウスはこれからも物語の中心近くにあり続けるのでしょう。

結局、グインはマリウスとパロを目指して旅をすることになるのですが、このマリウスとグインはよっぽど深い縁がありそうです。確かパロの創始者のアルカンドロスも異星人という話もあったようですし、アルカンドロスの一族と
グインの一族も関係がありそうです。マリウスの魔力じみた音楽の才能はパロの青い血の発露の仕方の一種のような気がします。また記憶を失ったグインが本能的に(?)リンダに会いに行こうとするというのもこの辺の理由があるのでしょう。「豹頭王の花嫁」はきっとリンダだと私は思うのですが…。グインとマリウスのパロへの旅は特に問題なく進みそうな感じがします。グラチウスは今は弱っているはずだし、グインもマリウスも旅慣れているし。
でもまだ一波乱はあるのでしょうね。