施術当日②
手術室に入ります。
トッポジージョ先生と複数の助手の方々。
帝王切開する前のような、なんとも言えない不安と恐怖に襲われました。
台に寝そべる前に名前と生年月日を聞かれ、答えました。
「ここからは一切、言葉を発したり、頭を動かしたりしないでください」
と改めて言われました。
「できるだけ、見える緑の光を見ておいてください。では始めます」
ついに始まりました。
目が閉じないようにテープを大量に張られ、驚くほどの量の目薬を差されました。
レーザーがあたり、医師と助手が声を掛け合いながら、何やら作業をしていきます。
どんなことをされているかは分からなかったのですが、角膜が外されたのは分かりました。
外れた瞬間に視界はぼやけましたが、もどった瞬間に視界がまたクリアになりました
(怖いけど感動の瞬間でした)
また、レーザーで眼球を焼いている時に、焦げ臭~いニオイが鼻をつきました
おそらく両目で10分程度だったと思うのですが、貸してもらったボールが潰れてしまうのではないか、と思うくらいに握りしめてしまいました。
ひたすら恐怖との闘いでした・・・
途中で集中力が切れ、緑の光を見ることが辛くなってきて、
眼球が動くと(動かしてしまったと思います)、
トッポジージョ先生から
「緑の光見て!」と言われ
思わず
「はい・・・」と答えた瞬間
「しゃべるなー!」
との声。
恐怖だけでもプチパニックになっていたのに、その医師の声に心が完全にかき乱されてしまいました
そして、無事施術は終了
施術が終わり30分程度休み、医師に眼球を見てもらい、
看護師さんからの厳しい点眼指導と
「角膜がずれるので決して目を触らないでください」
と釘を刺されて、病院を後にしました。
目が焼けるように熱く、目が開けませんでした・・・。
「私の目大丈夫なんだろうか・・・」不安でした。
最寄りの駅まで2分程度にも関わらず、ひどく長く感じ、熱くて痛い眼球を気にしながら、ようやく家に着きました。
その日は、薄目くらいしか開けられず、視界もぼやけていたので、
「失敗したのでは」
という気持ちでいっぱいで、眠りにつきました
施術翌日
目が覚めました
見える
見える
見えている!
20年以上コンタクト歴の私には感動の瞬間でした
施術は怖かったですが、本当にして良かったと思っています
これで、いつ妊娠しても、夜中の授乳も怖くありません