行かないで
心で叫ぶ
届かないと
知りつつも
この心が
叫び続けてる





行かないで 

行かないで

どんなに
叫んでも
君には
届くことはなくて





君は
前進を続ける
それが
君だから
君の
生きる姿だから





その姿に
恋い焦がれたのは
僕なんだよね





絶え間なく
押し寄せる
荒波に
抗う想いを
止めた





行っておいで
君の
生きる道
全うしてね





僕は
ここで
待つことにしたよ
ずっと
ここにいるから
それが
僕の
愛し方





不器用かも知れないけれど
これが僕の
君への
ありったけの
想い





作/я.nagisa





。。。。。。





私の細腕に

かかってる重荷



呪縛かもしれない



でも

その呪縛を楽しもうと

思わせてくれたのは

生まれて初めて

あなたを

おいてほかならない



「もし」って

神さまが

願いを叶えてくれるなら



あなたと

思春期の頃に

出会いたかった



私の心が

洗濯を繰り返す前に



あなたに

染まることの出来る頃に

巡り会いたかった






作/江彰 透





。。。。。。




【追録詩】




解いてあげる
その呪縛を

絡みきった呪縛の糸を
少しずつ
少しずつ
切れぬように
想いを込めて

手先は器用なのよ
私に任せてみて
どんな絡んでいても
必ず解いて見せるから

そして
一本の糸に出来た時
空の雲から取ってきた
真っ白な絵の具で
染めてあげる

どんな色だってね
白には
敵わないのよ

ほらね
沢山混ぜて行けば
黒だって
灰色になれる
灰色から
もっともっと薄く
白に近づくの

ちょっとヨレヨレで
真っ白じゃなくても
あなたは
あなただから
それでいいの

そんな
あなたが
大好きなの

解いてあげる
染めて上げる

だから
任せて見ない?

今からだって
遅いことは
ないんだから





作/я.nagisa