シャ・アリエルさんの

これが真実

から

創作しました。


。。。。。。







「どうしたの?」

「ウ~ン…」

「茶化さないから!」

「ほんと?」

「うん!」

インターネットの世界、【仮想空間】、【バーチャルな世界】、そこに意気を吹き込んでしまった。

あの人に…

彼女のヒストリー、何一つ知らない。

ただバーチャルとはいえ、彼女の隠しファイルを保存してしまった。

素知らぬふりして時を重ねて、ウイルスチャックしても、保存したファイルはクリア。

ただ

彼女はバーチャルを前提にしているかもしれない。

仮想空間に嫌悪感を持っているかもしれない。

「だって バーチャルな人は信じれないもん!」

その一言は、まさに核爆弾。

リアルに彼女に興味を持ってる僕にとっては命取り。

内に秘めたる想いを隠しながら、バーチャルな友に溢れる本音。

「実は 仮想空間で仲良くしてもらってる彼女に焦がれてる」

「そうなんだ?」
「わたし自身も」
「ネット上の人の心が」
「信じられないような気持ちに苛まれたり」

やっぱりバーチャルはあくまでもバーチャルだよなって聞きながらため息をついていた。
その後思いがけない吐露を

「でも 何より」
「わたしと 愛する人はネットで知り合った」
「そして バーチャルでなく現実として」
「愛し合いしあわせを紡ぐ」
「何を恐れることがあるものかって」


『本物は 繋がる』

『たとえ 何があっても』

『これが 真実』


彼女の真摯な心情。真実への飽くなきチャレンジ、たとえ結果はどうあれトライしてみようと感じずにはいられなかった…