君の音色

いつ聴いても

新鮮



ただ

目の前から

少し離れたけど



僕の

奥底に

頓挫している



君の音色

陰日向になって

僕の

行く末を

スポットライトしている










『忘れないよ』





忘れないよ

あなたと

ここで出逢ったこと





忘れないよ

あなたと

ここで

言葉交わしたこと





忘れないよ

ここで感じた

あなたの優しさや

あなたのぬくもりを

わたしは

きっと

忘れない





まるで

風が囁くように





まるで

春の柔らかな

日差しのように





通り過ぎた後に

感じるぬくもりを

忘れないよ

いつまでも





たとえ

この先

わたしが

どこかに行っても





たとえ

この先

あなたが

どこかに隠れても

忘れないよ





あなたの優しさ

あなたのぬくもり

あなたと出逢えた

この場所を





わたしは

きっと

忘れない





作/凜