いつもの
モーニングで



社交のあなたと



当たり触りのない挨拶
「おはよう!」



あたりまえといえば
あたりまえなんだけど



私には
恋人との縁が
先着している



あなたは
愛しの彼女の
未練が大洪水



始業までの
ほんの憩いのひととき



さり気ない間柄



星の数ほどある
人の縁



なのに



穏やかな波に乗って
この先を
恋人とこれからも
航海するはずなのに



どうして



あなたへの想いが
培っていく



遠い昔の
夢見ていた
わたしのあこがれ



もうひとりの私が
満ち潮っていく



心の叫びは
なにを
こだまするの…